新型コロナで先が見えなくて、閉塞感で疲れがたまる…

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2021/01/16

出典:すくすく子育て[放送日]2021/01/16[再放送]2021/01/23

働きながら子育てをしています。新型コロナの影響で、週に4日は自宅でテレワークをしていますが、子どもをみながら仕事をするのが難しいと感じます。上の子は保育園に預けていますが、少しでも体調が悪いと預かってもらえません。パパもテレワークのときは、子どもをみてくれますが、下の子はまだ授乳が必要な時期で、夜の授乳もあるのでほとんど眠れません。
誰かに発散したいけど、コロナ禍ではママ友にも気軽に声がかけられません。保育園の行事が全部中止になりました。同じ状況のママ友もいるので、いろいろと話したいのですが、お互い遠慮しています。連絡を取り合うこともだんだんなくなってきました。コロナの影響でなかなか先が見えない中、閉塞感で疲れがたまる一方です。
(5歳・7か月 女の子のママ)

自分を責める気持ちはなくしてほしい

回答:大日向雅美さん

今はとてもつらい状況だと思います。でも、これは個人的な問題ではありません。その点を認識のスタートにすることが大切です。
新型コロナへの対策で、社会や世の中は、政治も企業も、子育て家族に無理なことを求めてきました。自粛しなさい、3密を避けなさい、テレワークで乗り切りなさい。それらは、子育て中の親にとって、できないことばかりです。小さい子どもがまとわりついている中で、どうやってテレワークができるでしょう。それなのに、テレワークにしてあげたから通勤しなくていい、だから成果を出してくださいと求めるわけです。そんな企業ばかりではないと思いますが、大勢がそのようなムードになりました。
これは、社会や世の中がおかしいのです。だからといって、何かができるわけではありませんが、少なくとも自分を責める気持ちはなくしましょう。仕事も5〜6割できればいいと思いましょう。
子育て中の親はみんな同じ状況だから、今は声を出せないだけです。どこかで突破口が少しでも開けば、一気に声を出し合えるときがくると信じていいと思っています。

もうひとり誰かに頼る

回答:倉石哲也さん

チーム育児という考え方があります。今は夫婦で役割分担を工夫されていると思いますが、もうひとりぐらい誰かに頼れるといいですね。今すぐには難しいと思いますが、ベビーシッターや子育て支援の施設に預けて、その間にテレワークでの仕事に集中する。そのように、誰かに育児のチームに参加してもらって、スケジュールを調整しながら子育てや仕事をやっていくことも、ひとつの方法です。

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