私の子育て(3)敦子さん①

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2021/08/18

出典:まいにちスクスク[放送日]2021/08/18

さまざまな子育てのヒントをうかがう「私の子育て」。
今回は、モデルとして活躍する敦子さんです。2018年に離婚、子ども5人をひとりで育てています。離婚をどう子どもに伝えたのか。また、5人の子育ての大変さなど、お話を聞きました。

離婚を子どもにどう伝えた?

敦子さん: 中学生の長男には伝えようと思って、「学校とかどうかな?」と聞きました。すると、「別に友達に知られても恥ずかしくない、それで何かを言ってくるような友達はまわりにいないから」と言われました。私は、学校に行きたくなくなるとか、恥ずかしくて外に出たくないとか、そんなことを心配していたのですが、意外と子どものほうが大人だったんです。その部分はとても安心しました。

5人の子どもの子育ては

5人の子どもをひとりで子育てしている敦子さん。どんなところに苦労されているのでしょうか。

敦子さん: あまり楽ができないので大変ですね。例えば、食事は量が必要になるので、お総菜では足りず、自分でたくさん作ります。ポテトチップスとか、1袋では全然足りないので買わなくなり、自分で揚げて作ります。ドーナツとか、おやつも時間があるときは私が作っています。朝食も、週末ぐらいはコーンフレークのようなものを出したいんですけど、やっぱり足りないので、結局お米ですね。夜ごはんだと8合ぐらい炊きますよ。

育ち盛りのわが子にごはんをたっぷり食べさせたい。できるだけお金がかからないように、おやつなども手作りしているといいます。

敦子さん: 子どもたちとの生活は、まるで共同生活のようです。わりと時間がある小学生の子たちが手伝ってくれます。朝、必ず私が洗濯物を干して出かけますが、子どもたちが取り込んでおいてくれたり。雨が降ってくると、友達の家から帰ってきて取り込んでくれることもありました。ごはんがなくなっていると、お米を洗って炊いてくれることもあるんです。

5人の子育ての苦悩

子どもたちが家事を手伝ってくれて、とても助かっていますが、ひとりで5人の子育ては精神的につらく感じてしまうこともあるそうです。

敦子さん: 子どもが問題を抱えたときに、すぐに相談できる相手がいないのは、少し不安というか、寂しい気持ちにはなります。自分の判断だけになって、いろんな意見を聞きながら決められません。子どもの本当にプライベートな悩みは、友人でもなかなか相談できないですからね。

それでも、シングルになって2年。見える景色が変わってきたといいます。

敦子さん: 今になって、ようやく気楽にふかんして見ることができるようになったと感じます。悩んだりするのは当たり前のことで、悩み続けないと何も成長しないと思います。だから、たくさん悩んで、まわりに助けてもらいながら、それぞれの親子像をつくっていければいいのかな、と思いますね。

まいにちスクスク
 
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