子育ての疲れ(2)人の目が気になってしまう

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2020/08/11

出典:まいにちスクスク[放送日]2020/08/11[再放送]2020/08/18

子どもはかわいい、でも子どものペースに振り回されたり、言うことを聞かなかったりして、疲れてしまう…… そんな悩みが、多くの親から番組に寄せられました。そこで、親子の心理を研究してきた大日向雅美さんに話を伺います。
今回のテーマは「人の目が気になってしまう」です。

専門家:
大日向雅美(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)

子育てに疲れている方へのメッセージ

親が育児の適性を持っている、特にお母さんに対してそのようなイメージがありますが、その前提自体がおかしいと思ってください。「子育ては疲れて当たり前」と考えて、自信を持って自分自身を認めてほしいと思います。
(大日向雅美さん)

電車の中で子どもがぐずると、いたたまれない

—— 子どもと電車に乗るときは、いつも電車の中でぐずって泣いたらどうしよう、と強い不安を感じます。絵本やお菓子をカバンに入れておくなど、子どもが泣いたときの準備はしていますが、泣き声で迷惑がかからないか、まわりの人のことが気になって疲れてしまいます。

人の目の中に好意もある。ひと声かけてみる

大日向雅美さん

人の目を気にすることは、決して悪いことではありません。どんな場面で、どのように気にするのかによりますね。
まず、子どもが泣いても、「子どもは泣いて当たり前だ」と親がしっかり思うことが大切です。その上で、まわりを見渡してみましょう。
体調が悪いなどの事情があって、子どもの泣き声を聞くのがつらい、という人もいらっしゃる。でも、人の目に中には、こちらを心配してくれる人、「助けてあげたいな」と思っている人もいるはずです。そこで「ご迷惑をおかけします。すみません」と事前にお断りをすることで、手を貸してもらえるきっかけになったり、迷惑だと感じている人の目が変わったりするかもしれません。

SNSを見て落ち込んでしまう

—— SNSで他のママの投稿を見ると、落ち込んでしまいます。例えば、すてきな料理を作っている投稿を見て、私はたいしたごはんを作ってないな、と比較してしまいます。

他の人だって自分と同じ。いつも完璧ではない

大日向雅美さん

自分だったら、どういうときにSNSに投稿するのか、想像してみてください。子どものかわいい笑顔が撮れたとき、部屋を片づけてきれいにしたとき、頑張った料理がうまくできたとき。そんな、頑張ったときや、特別なときに投稿するのではないでしょうか。
それは他の人も同じです。いつも、SNSに見えるような、完璧な生活をしているわけではないんです。だから、SNSできれいな写真や、おいしそうな料理を見たときは、この人も頑張ったんだな、と思いましょう。それぐらいの余裕が持てるといいですね。
自分から散らかった部屋の写真を投稿することなんかないな、とわかれば、肩の力が抜けるのではないかと思います。

まいにちスクスク
 
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら

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