「くすくす子育て」の子どもの不思議な行動

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2020/06/06

出典:すくすく子育て[放送日]2020/06/06[再放送]2020/06/13

番組「すくすく子育て」の「くすくす子育て」のコーナーでは、かわいくてクスっと笑える子どもたちの動画を紹介しています。実は、そんな子どもたちの行動に、発達のプロセスを見ることができるそうです。小児科医の榊原洋一さん(お茶の水女子大学 名誉教授)にお話を伺いました。

不思議な行動に発達のヒントが

解説:榊原洋一さん

「お姉ちゃんの鼻が気になる」は、お姉ちゃんの鼻を何度も触って、とても楽しそうに笑っている動画です。子どもは、はじめて見たものを「何かな」と思って触りたがる特徴があります。好奇心から行動を起こすわけです。好奇心には、それが「楽しいぞ」という気持ちがあるから、何度も繰り返すわけですね。
それから、自分のスカートで「いないいないばあ」をしている女の子。1歳くらいになると、他者の反応を喜ぶようになります。周りの大人が笑ってくれることが楽しいのでしょう。
大人は、相手を楽しませるためなど、その行動に目的があるときに「意味がある」と言います。子どもの場合は、いろいろなことをやってみて、周りの反応を見て、「自分のできること」や「ものの仕組み」を覚えるのです。赤ちゃんの行動で無意味なものはひとつもありません。

子どもは体験から学ぶ

解説:榊原洋一さん

子どもは、新しい体験に対していろいろな反応をします。
「いすトントンに大笑い」では、椅子を叩く音で喜んでいますね。叩く音、伝わってくる振動が、なかなかない体験で面白いと感じているのだろうと思います。
1歳半を過ぎると、何かを達成することが喜びになります。「ひとりでお着替えできるかな?」では、自分なりに着替えをしている。結果として間違った着方でも「着ることができた」ことが、本人の自己肯定感につながるんです。
新しい体験に対して、恐怖心や不安を覚える場合もあります。「私にくっついてくる黒いやつ」では、自分の影が怖いと感じています。
喜びや悲しみといった情緒的な感情の起伏があると、経験したことが、より知識として記憶に定着しやすいといわれています。楽しいことや怖いことを、少しずつ自分の中で分類していく。そういう過程なんだと思います。

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