「水」「食料」「意識」…子育て家族の「災害への備え」大丈夫?

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2018/09/01

毎年9月1日は「防災の日」です。

9月1日が1923年に関東大震災が発生した日であるとともに、台風が多い時期でもあることから、「広く国民が台風、高潮、津波、地震などの災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ことをねらいとして、1960年に制定されました。
今回すくコムでは、育児情報番組「すくすく子育て」「まいにちスクスク」から、災害時への備え」にまつわる情報をまとめました。

いつ起こるかわからない災害に備えて、いま一度、ご家庭での確認をしておきましょう。


災害発生前にしておく備え

ママバッグに防災グッズをプラス

・簡易携帯トイレ
・除菌シート
・ホイッスル
・小型LEDライト
・飲料水、または水筒
・生理用品
・マスク(大人用・子ども用)
・子ども用爪切り
・ミルク、ベビーフード、おやつ(少し多めに)
※ママのための防災ブック「その時ママがすることは?」より

この他に、母子手帳や健康保険証などの重要書類のコピー、大事な電話番号は紙に書いて持っておきましょう。

背負って逃げる防災リュックを準備しよう!

女性が持てる重量はおよそ10キロです。避難のときなど、赤ちゃんが4キロであれば、あと6キロしか持てません。ですので、防災リュックの中身は厳選したほうがよいでしょう。
例えば、よく食べるお子さんがいるのであれば食料品が多くなるでしょう。ママが汚いことが嫌いであれば、除菌シートなどが役立ちます。「家族が安心して数日間暮らせる物」という視点で、準備を進めてください。

・すく食べられる食品
・飲料水
・割りばし、紙皿、紙コップ
・小型ラジオと電池
・小型LEDライト
・筆記用具
・ガムテープ
・トイレットペーパー
・簡易携帯トイレ
・マスク(大人用・子ども用)
・マウスウォッシュ
・洗眼薬
・レジ袋、ゴミ袋
・ラップ
・携帯充電器
・お札、小銭
・重要書類コピー
・ブランケット
・除菌シート
・ライター、ティッシュ、絆創膏、ハサミ、ナイフ(まとめて)
・ブルーシート
・軍手、ゴム手袋
・使い捨て下着
・タオル
・帽子
※ママのための防災ブック「その時ママがすることは?」より

【自宅の備え】

飲料水の備蓄量は?

大人は体の60%、子どもは70%が水分です。被災時もしっかり水分補給をして脱水症状を防ぎましょう。飲料水の備蓄に望ましいのは市販のミネラルウォーター。1日1人3リットルを、最低3日分保存しておくようにしましょう。

経口補水液用「防災塩」



1リットルあたり砂糖大さじ4、塩小さじ1/2を小さい袋に入れて、ペットボトルに付けておきます。袋を切ってペットボトルに入れて溶かすと、失われがちな塩分と糖分が補える経口保水液になります。
(料理研究家 坂本廣子さん)

生活用水は地域の情報収集を

飲み水はなんとかストックできても、生活用水まで備蓄しておくのは困難なことが多いものです。身の周りの災害時の給水所や、池や川、井戸水のある場所などを調べておくことが大切です。自治体によってはホームページ上で災害時の給水マップを公開しているところもあるので、確認しておきましょう。
(防災コーディネーター あんどうりすさん)

飲むだけではない水の効果

水は、飲み水としても必要ですが、赤ちゃんの場合には、くちびるを水で湿らせてあげたり、ハンカチを濡らして顔などを拭いてあげるだけでいい刺激になり、気分を変えてあげることができます。子どもにとって、飲むだけではない水の効果もふだんから少しイメージしておくと、いざというときに役立つと思います。
(武庫川女子大学 心理・社会福祉学科 教授 倉石哲也さん)

【食料の備蓄】

冷蔵庫の食料が強い味方に

食料の備蓄は3日~1週間分が必要とされていますが、防災用の特別なものをそんなにたくさん備蓄しておくのは大変です。冷蔵庫が倒れていなければ、中のものがそのまま活用できるので、数日は過ごすことができるでしょう。
(防災コーディネーター あんどうりすさん)
冷蔵庫にある食べ物は、ひとつの大きな備蓄と考えてください。空っぽにすることがないようにしてください。子どもが食欲のないときでも、食べられるお菓子やアメなども用意しておくといいでしょう。
(スマートサイバープロジェクト かもん まゆさん)

小さくて栄養価の高いものを用意

災害などで緊張しているとき、人はあまり空腹を感じないものです。量を気にするよりも、むしろチョコレートのように小さくて栄養価の高いものをいつもバッグに入れておくといいでしょう。甘いものは気持ちも落ち着きます。いつも食べなれている味だとさらにいいですね。 
(武庫川女子大学 心理・社会福祉学科 教授 倉石哲也さん)

備蓄する食べ物は「子どもが好むか」も大切

東北で被災したママから「避難所で、子どもがお腹すいたと言うから、準備していた乾パンをあげたら、いつも食べているものと違うので食べられなかった。」と聞きました。これまで、乾パンを食べさせたことがなかったそうです。備蓄をする食べ物は、子どもが食べられるもの、元気がでるものを準備しましょう。非常食は子どもに試食してもらって、口に合うかどうか確かめておくことも大事です。
(スマートサバイバープロジェクト かもんまゆさん)

これを備蓄しておけば便利!

缶詰

缶詰は味付きのものもあり、手軽にそのまま食べられます。缶切りも用意しておきましょう。

すぐに食べられるベビーフードが底をついてしまった場合、普通の缶詰でも簡単に離乳食を作ることができます。グリーンピースはすりつぶすだけ、ペースト状のコーンなどは、あたためればすぐに食べさせることができます。ツナなどは、できるだけ塩分・油分がすくないものをえらびましょう。
(危機管理アドバイザー 国崎信江さん)

乾物

ミネラルやビタミンが豊富な乾物は、常温保存でき、水で戻せば食べられるすぐれものです。ストレスがたまるときは、エネルギー以上にミネラルを使ってしまいます。
ミネラルが不足すると体の調子が悪くなるので、災害時は意識してミネラルをとりましょう。

その他

・ミルク1缶
・小麦粉&かたくり粉
・冷凍庫に氷(飲料水を凍らせる)
・カセットコンロ&ボンベ
緊急時は母乳が止まってしまうことがあります。ミルクを一缶用意しておくとそんなときにも対応できます。小麦粉やかたくり粉などのいつも家にある「粉もの」をうまく使うと、離乳食時期の子どもにも役立ちます。また冷凍庫には飲料水を凍らせておくようにしましょう。電気が止まったときに食材の保冷に使えるし、溶けたら水として飲むこともできます。
(防災コーディネーター あんどうりすさん)

意識の備え

住んでいるエリアの危険を知ろう!

まずは、住んでいる地域のハザードマップを手に入れてください。
ハザードマップで、その土地の揺れやすさや、洪水、津波、土砂災害などの危険度がわかります。国土交通省のホームページから、各市町村が作成したハザードマップへのリンクがありますので、みなさんも一度確認してみてください。

国土交通省ハザードマップポータルサイト

わが家を安全な場所にしよう!

家の中に、畳1畳分でもいいので、ものが倒れてこない、動かない、落ちてこない場所を作ってください。緊急地震速報が鳴ったとき、その場所に走っていきます。子どもにも遊びのような形で、お家の中でも防災訓練をすることができます。

地震のみならず、洪水、土砂災害などで緊急避難が必要になることも。
寝室には、できるだけ何も置かないようにしましょう。枕元にはホイッスルや懐中電灯、安全に逃げ出すための靴やスリッパを用意しておきます。
ドアの周り、廊下、階段など、避難の妨げになる物は置かないようにしましょう。

家族で約束しておこう!

内閣府の実施した「防災に関する世論調査(平成29年)」によると、「1~2年ぐらいの間に、家族や身近な人と、災害が起きたらどうするかなどについて、話し合ったことがありますか」という質問に対して、「話し合ったことがない」と答えた人が4割以上という結果が出ています。

家族で定期的に防災ミーティングをしておくことはとても大切。
避難経路や、家族の集合場所、連絡方法や安否確認の方法を事前に決めておくとよいでしょう。
また、家族と離れているときに災害が起きて、連絡がとれないと不安です。
毎朝、家族それぞれの1日の予定を共有しておきましょう。

避難所を確認しておこう

日ごろから、子どもと一緒に近所を歩いて、避難場所を確認しておくことも大切です。

また、こうしたマークのあるコンビニやガソリンスタンドは、災害時に徒歩で帰宅する人たちの支援拠点になっています。こちらも日頃から確認しておくと、いざというときに役立ちます。


突然の自然災害は、人間の力でくい止めることは難しいですが、災害による被害は私たちの日ごろの心がけによって減らすことが可能です。
「もしも」のその時、あなたと家族の命を守り、被害を少しでも小さくするために、今できる準備を一つでも多くしておきたいですね。

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被災したママたちの声から学ぶ「子どものいる家庭の防災 」

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