先生教えて!子どもの薬の上手な使い方 [PR]

クリップ
クリップ

先生教えて!子どもの薬の上手な使い方[PR]

今回は、先日実施した「こどものくすり」に関するアンケートを通じて寄せられた数々の疑問や質問の中から、

1. 薬の選び方と取り扱い方

2. 薬の飲ませ方と効果

3. 薬に関する心配ごと

について、薬の専門家である望月眞弓先生(慶應義塾大学薬学部教授)にお話しを伺ってきました。ママ・パパが知っておきたい、覚えておきたい知識や情報が満載です!


望月眞弓先生プロフィール 医学博士、慶應義塾大学薬学部教授慶應義塾大学病院薬剤部長。専門は、医薬品情報学、薬剤疫学、薬剤経済学。


薬の剤形の選び方と取り扱い方

病院で子どもの薬を処方してもらう際に、医師から、シロップ、粉薬、錠剤のどれがいいかと聞かれることがあると思います。そんな時、多くのママ・パパは、子どもが上手に飲めるタイプのものを選んでいると思いますが、実際のところ、薬の剤形によって効果の違いがあるのでしょうか。望月先生に聞きました。

「一番効くのが早いのは注射です。薬を直接血管の中に入れるので、患部に一番早く、確実に辿り着きます。また、座薬も比較的吸収が早く、効きが早いと言えます。

それ以外のシロップ、粉薬、錠剤、カプセル剤は、一概には言えませんが、効きの早さにそれほど大きな差はありません。錠剤やカプセル剤の中には、徐々に薬が溶け出す工夫がしてあって、長時間効き目を継続させるタイプのものもあります」

では、薬の剤形を選べる場合には、基本的には子どもが飲みやすいタイプを選んでいいのですね。

「基本的にはそれでいいと思います。一方で、子どもに薬を飲ませるときに、お母さん、お父さんがパニックにならず、正確な量を手間なく確実に与えられるものを選ぶ、という考え方もあります。そういった意味では、毎回分量を量って飲ませるシロップよりも、既に1回分ずつ分包されている粉薬や、錠剤の方がいい場合もあるかもしれません。

薬のかさという点においては、錠剤が一番少なくて飲みやすいと思います。最近では、子どもが飲みやすいサイズの錠剤に関する研究開発も進んでいますし、薬によっては、砕いてもいい錠剤もありますので、5~6歳くらいになったら、少しずつ錠剤を飲む練習をしてみてもいいのではないでしょうか。薬の剤形については、医師はもちろん、薬剤師にも気軽に相談してみてください」

薬の取り扱いに関する注意や、保存の仕方、保存期限について教えてください。

「病院などで処方される調剤薬については、袋やラベルに保存条件が書いてあると思いますので、それに従ってください。一般的な薬は、高温、多湿、光を避け、缶などに、乾燥剤とともに入れて保存するのが一番安全です。冷所保存の薬は、冷蔵庫で保存。冷凍すると成分が変わってしまうものもありますので要注意です。また、シロップは生ものですので、雑菌にも注意してください。

そして、誤飲事故を避けるためにも、お子さんの手の届かないところに置くことも大切です。それから、保存期限については、処方された日数までというのが原則です。残ったものをとっておいて、同じような症状の時にまた使おうと思いがちですが、子どもは成長に応じて薬の量や種類が変わってきますし、保存している間に中身が変質して効果がなくなってしまい、それによって体に悪影響を与えてしまう場合もありますので、勝手な判断での使用は危険です。市販薬については、箱などに必ず使用期限が書いてありますので、それを守ってください」

薬の飲ませ方と効果

先日のアンケートで浮き彫りになったのが、薬を嫌がる子どもに悪戦苦闘しているママ・パパの姿。ヨーグルトやアイスなど、何かほかのものと混ぜて飲ませているという声が多数挙がりました。でもそれって、本当のところはどうなのでしょうか。効果に影響を及ぼしたりしないのでしょうか。

「一般的によくいわれているのが、ミルクなど、メインの食事には混ぜない方がいいということ。主要な栄養源の味を変えてしまうと、薬の味のせいで、子どもが主要な栄養源の方まで飲んだり食べたりしなくなってしまう恐れがあるからです。

また、牛乳やヨーグルト、アイスなどに混ぜると、牛乳に含まれるカルシウムと薬の化合物が結合して吸収されなくなってしまったり、ジュースに混ぜると、酸で錠剤のコーティングが溶けて苦みが増してしまったりする場合があります。いずれも、薬によって違いがありますので、まずは薬剤師に相談してみてください。とはいえ、薬を水以外の飲みものや食べ物に混ぜたときにどうなるかについては、あまりデータがありません。ですから、影響のないもので飲みやすくする、というのが一番の原則です

望月先生おすすめの上手な飲ませ方はありますか。

「薬を楽しく飲んでもらえるよう、お気に入りのカップやスプーンを使って、ほめながら飲ませてあげるといいと思います。粉薬は、水で練って頬の裏や上あごにはり付けて、なるべく舌に触れないようにして水や白湯で流すといいでしょう。錠剤はそのままが基本ですが、薬によっては砕いても問題ない場合もあります。

また、服薬ゼリーなど、薬を飲むための便利な補助製品もありますので、お子さんがなかなか薬を飲んでくれない場合は、そういったものを活用してみてもといいと思いますよ」


薬に関する心配ごと

風邪や病気を治すための薬。処方されたものは指示通りしっかり飲むのが基本ではありますが、ママ・パパにとっては気になることも。まず一つ目は、シロップなどの甘い薬がむし歯の原因にならないかどうかについて。望月先生に聞いてみました。

「シロップには、確かに糖分があります。ですから、薬を飲んだ後に口を洗い流すように水を飲んだり、元気があれば、口をすすいだり歯みがきをするといいでしょう」

二つ目は、抗生物質について。そもそもどんなものなのでしょうか。また、飲んでブツブツが出た場合はどうしたらいいでしょうか。

「抗生物質は、感染症に効く薬です。細菌を殺す役割を果たします。処方された際は、医師の指示通りきちんと最後まで飲むようにしてください。もしも抗生物質を飲んでブツブツが出る、ひどい下痢になったなどの変化が現れた場合は、副作用の可能性があるので、すぐ医師に連絡して診察を受けましょう。また、その時の状況や変化、その時に飲んでいた薬などを、全てお薬手帳に記録しておき、医師・薬剤師に正しく伝えることも大切です」

三つ目は、副作用について。漠然と不安を抱いているママ・パパもいるようです。

「副作用のない薬はありません。とはいえ、全ての薬に重い副作用が起こるわけでも、全ての人に起こるわけでもないので、本当に必要な薬はきちんと使うことが大事だと思います。薬を闇雲に怖がったり、自分で勝手にネットや書籍で調べたことで不安を募らせてしまって、本当に使うべき人が自己判断で使わないという方が、病気の治療においては大きなマイナスです。薬は納得して使うことが大切なので、不安なことや分からないことは、納得できるまで医師や薬剤師にたずねてみましょう。場合によっては、複数の専門家の意見を聞いてみるのもありです」

最後に、望月先生からママ・パパへ、アドバイスをいただきました。

「医師はもちろん、薬局の薬剤師にも、ぜひ、かかりつけを見つけてみてください。薬や病気について、いつでも気軽に相談できる場所や人が近くにあったりいたりすると、より安心できると思いますよ」

子どもの薬の上手な使い方、分かりましたか?これからしばらくは、風邪や病気にかかりやすい時期。もしもかかってしまったら、少しでも早く良くなるよう、薬を上手に使ってケアしましょう!

【ポイントまとめ ~子どもの薬の上手な使い方~】
●飲み薬の剤形による効きの早さにはそれほど差はない。子どもの好みや、親の扱いやすさで選ぶ
●薬は、冷所保存以外は、高温、多湿、光を避けて、缶などに入れて保存
●調剤薬の保存期限は処方された日数まで。それ以降の保存や使用は原則NG
●薬は水か白湯で飲むのが基本。子どもが嫌がる場合は、主食に混ぜるより、市販の服薬ゼリーなどを活用する方がベター
●薬に関する疑問、質問、相談は、気軽に薬局の薬剤師へ。かかりつけを見つけるといい

ゼリーに混ぜるだけなので、準備も片付けも簡単。子どもが喜んで薬を飲んでくれたら、ママ・パパもひと安心ですね。詳しい商品の紹介、使い方は「おくすり飲めたね」の公式ページをチェックしてみてください!


小児科の先生に聞いた、子どもに薬を飲ませる方法とは?先生教えて!子どもに薬を飲ませるときのポイント[PR]

いざ、こどもにお薬を飲ませないといけない!となったときに困らないように、こどもの薬の基礎知識や、役立つ情報をお知らせします。


×     閉じる