評価にとらわれずに、楽しく音楽を続けるには?

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2023/01/28

出典:すくすく子育て[放送日]2023/01/28[再放送]2023/02/02

娘(4歳)は、歌って踊るのが大好きです。弟も一緒に楽しんでいます。最近ピアノを習い始めて、ピアノもうたも、楽しんでいます。

ただ、今後、だんだんうたや演奏を評価されるようになって、楽しめなくなるのではないかと心配です。私自身、上手に歌えないことから苦手意識を持ってしまいました。音楽を楽しんで続けていくためには、どうしたらいいでしょうか。
(お子さん4歳・2歳3か月のママ)

楽しい雰囲気で教えてくれた先生に感謝している

コメント:加耒徹さん

私は4歳のころバイオリンをはじめました。精密な楽器で、どうしても音程がとれなかったり、集中力が切れてイライラすることもありました。でも、先生が楽しい雰囲気で教えてくれる方で、「ここは本当にすごいね。ここを少し直すといいね」のように、ほめながら段階的に教えてもらえたことに感謝しています。

親が人と比べない。「大好き」と伝えれば揺るがない

回答:志村洋子さん

音楽は歌ったり楽器で遊んだり、好きでいることが大事なので、基本的に、親が人と比べないことです。また、「あなたがやってる〇〇は、こんなにいいのよ」のように、はっきり「私はこんなに大好きだ」と表明していれば、子どもは揺るぎません。
例えば、子どもが学校での評価を気にしていても、「もっと練習した子がいたんだね。でも、私はあなたのファンだよ」のようにフォローできます。


―― 加耒さんはお子さんにうたを教えるときに、気をつけていることはありますか?

音楽で遊んで、楽しんでほしい

加耒徹さん

教え方については全く意識せず、一緒に遊ぶような感覚です。例えば、仕事で歌詞を覚えるのが大変で、家で何回も練習することがありますが、子どもの前では大変そうな姿を見せないようにしています。もしよければ、一緒に歌うぐらいの雰囲気を心がけています。うたをもって、親子の時間に彩りが与えられたらいいなと考えています。音楽に限らず、子どもには楽しんでほしいと思っています。


―― 親子で歌うことは、どうして大切なのですか?

うたはコミュニケーションでもある。子どもにとって一生心に残るもの

志村洋子さん

音楽は、世界のどこにもあって、親が子に歌う子守歌やわらべうたは、どの国にもあり、どの時代も人は歌っています。人間の特質なのかもしれません。子どもがうたを歌い、親も子どもに寄り添いながら歌い、常にそのように関わっていく力は、コミュニケーションの力でもあります。言葉が話せないうちから、一生懸命に赤ちゃんとコミュニケーションしようと歌いかける親の姿は、子どもの心に一生残っていくと思います。

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