習いごとに通わせる余裕がない…
現在2人目の育休中で、習いごとをはじめるか迷っています。特に気になっているのはスイミング。息子(2歳3か月)の水嫌いを克服したくて、家でプールをしたり、海に行ったりと工夫していますが、なかなかうまくいきません。「プールは楽しい」と思ってもらいたいです。
ただ、半年ぐらいで職場復帰を控えていて、自分自身の時間に余裕がなくなるのは目に見えています。復職したら基本的に休みは土日。土日は親も疲れ切っていると思うので、習いごとを入れたら休むタイミングがなくなってしまいます。習いごとはあきらめるしかないのでしょうか。
(お子さん2歳3か月・3か月のママ)
ただ、半年ぐらいで職場復帰を控えていて、自分自身の時間に余裕がなくなるのは目に見えています。復職したら基本的に休みは土日。土日は親も疲れ切っていると思うので、習いごとを入れたら休むタイミングがなくなってしまいます。習いごとはあきらめるしかないのでしょうか。
(お子さん2歳3か月・3か月のママ)
ほかにも、さまざまな事情で「習いごとができない」という声が寄せられています。
〇お金に余裕がなく習いごとをさせてあげられない。申し訳ない気持ちになってしまう。(お子さん6歳・3歳のママ) 〇少子高齢化が進む地域に住んでいます。習いごとや芸術に接する機会が少ない。こんな環境でどうやって子育てすべきか…。(お子さん5歳・2歳のママ)
最近は「体験格差」というキーワードも聞かれます。「幼少期に豊かな経験を与えていないと、大きな差につながるのでは?」と焦りを感じる親もいるようです。
幼少期におけるいちばんの学びは”遊び”
回答:遠藤利彦さん いろいろな考え方があると思いますが、幼少期の段階では、子どもは遊びを通していろいろなものを身につけていきます。園に通っている子どもは、朝から帰るまでに多種多様な経験をしています。平日にあまり関われない親子であれば、土日に一緒に何かをしたり、お話をしたり、土日の時間を充実させていくほうが重要なように思います。![]()
りんたろー。さん(MC) 詰め込みすぎないで、余白をたのしむ感じでしょうか。
休みたい気持ちを満たすことも子どもの権利
回答:遠藤利彦さん そうですね。親子でぼーっとすること自体も重要です。ぼーっとして休むこともあります。遊びたい気持ちや学びたい気持ちを満たすこともありますが、休みたい気持ちをきちんと満たすことも、子どもの権利なのです。
習いごとをさせてあげられなかった…
子どもが小さかったころ、忙しさにかまけて習いごとを考えてあげる余裕がありませんでした。息子はいわゆるカナヅチで、プールの授業では泳げないことに対する強い劣等感を持っているようです。水泳を習っていれば、もっと自信をつけてあげられたのかなと後悔しています。
(お子さん小学6年生のママ)
(お子さん小学6年生のママ)
親がレールを全て敷くのではなく子どもが自分で獲得していくことを大事に
回答:河邉貴子さん お子さんは水泳をしなかったかもしれないけど、他のことに取り組んでいたのではないでしょうか。親が先回りして「これをしてあげなきゃいけない」とレールを全て敷くのではなく、子どもが自分で獲得していくことを大事にしてあげたほうがいいと思います。お子さんはもっと得意なことを見つけていると思います。それを信じてあげることが重要です。 私自身、英語が全くだめでしたが、24歳で始めた生け花が楽しくて、40年以上続けています。自分の人生をとても豊かにしてくれているので、見つかってよかったと思っています。
子どもが自信を持てているところは、親がそういう時間を与えたからだと肯定的に捉えて
回答:遠藤利彦さん 人間は劣等感を持つところがある一方で、自信を持つこところもあります。凸凹があるのが人間なのだと思います。子どもが劣等感を持つことに、親は後悔するかもしれません。一方で、子どもが自信を持てていることがあるとしたら、きっと親がそういう時間を子どもに与えたからかもしれません。そのように肯定的に捉えてみてください。
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