パパのスキンシップが激しい… 大丈夫?

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2025/08/02

出典:すくすく子育て[放送日]2025/08/02[再放送]2025/08/07

パパが休みのときは、息子はパパにベッタリ。パパも息子とたっぷり遊びます。でも、パパの遊びが激しくなることもあって、少し心配です。
私は女きょうだいで、男の子の遊びをあまり見たことがなく、パパと息子の遊びを見てびっくりしました。ただ、「ここまでしていいの?」と思うくらい激しくても、息子は喜んでいるようです。これで大丈夫なのでしょうか?
(お子さん1歳10か月のママ)

きちんと安全に気をつけて、子どもがたのしそうかをみる

回答:市川香織さん

映像を見ると、パパとお子さんの遊びは「ちょっと、大丈夫?」と思うぐらいのギリギリのラインでしたが、パパはきちんと安全を気にしながら遊んでいたので、問題ないと思います。子どもの表情を見て「このぐらいだとたのしそう」とわかれば、そんなに心配しなくても大丈夫だと思いますよ。
りんたろー。さん(MC)

激しくスキンシップするときに、注意することはありますか?

頭は揺さぶらない。びっくりしているときは注意。脱臼や窒息にも気をつけて

回答:市川香織さん

赤ちゃんの頭は重たいので、揺さぶり過ぎると、脳が傷ついてしまうことがあります。これを、「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。頭は揺さぶらないようにしましょう。
子どもがびっくりして目を丸くするときは注意してください。子どもの年齢などに合わせたスキンシップをしましょう。
子どもの手を持ってぐるぐる回すと、肩や腕を脱臼してしまうことがあります。
周囲に硬い物があると、勢いでぶつかってしまうこともあります。鋭利な物などがある場所は要注意です。
窒息の危険があるようなもので遊ばないでください。例えば、布団で口がふさがれてしまうことがあります。クッションなど、柔らかい物には気をつけましょう。

父親のスキンシップと母親のスキンシップではオキシトシンの出方が少し違う

山口創さん

ある研究によると、父親のスキンシップと母親のスキンシップでは、オキシトシンの出方が少し違うというデータが出ています。
母親が優しく触れたり、だっこしたりするとオキシトシンがたくさん出るのに対して、父親のほうは少し激しいような、刺激的なスキンシップをすると、オキシトシンがたくさん出るのです。例えば「たかいたかい」や「こちょこちょ遊び」などですね。
今回のお子さんとパパも、あの遊びでオキシトシンがたくさん出ていると思います。パパ自身も幸福感を感じて、お子さんもたのしめて、大事な遊びだと思いますよ。

安全基地としてのスキンシップ、探索を促すスキンシップがある

山口創さん

子どもにとって大事なのは、親との愛着の関係を築くことです。愛着の関係には2種類あります。
ひとつはだっこなどで、親を安全基地としてきちんと安心できることを確保するスキンシップです。もうひとつは探索を促すスキンシップで、少し刺激を与えるようなスキンシップです。
両方があって、初めて愛着の関係がうまく築けます。安心して探索に出かけられることが大事で、スキンシップにその役割があるのです。



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