スキンシップがうまくできているか心配…
息子はまだ言葉がわからないので、どこまでかまったらいいかわかりません。例えば、おもちゃで遊んでいるとき。関わったほうがいいのか、見守ったほうがいいのか、スキンシップしたいと思っても、タイミングがわかりません。スキンシップしても、息子が本当にたのしいのか、わからなくなるときもあります。くすぐると大笑いしてるけど「本当は嫌かもしれない」と思うことも。赤ちゃんはどこまで遊んであげればいいのでしょうか。どうすればたのしいのでしょうか。
(お子さん10か月のママ)
(お子さん10か月のママ)
夫が娘とスキンシップするとき、ほっぺをすりすりして、ヒゲがジョリジョリ。やり過ぎじゃないかと思うときがあります。
(お子さん9か月のママ)
(お子さん9か月のママ)
りんたろー。さん(MC) 私もヒゲでしてしまいますね。
赤ちゃんは肌が弱いので気をつけて
回答:市川香織さん やわらかいほっぺとほっぺのスキンシップはいいと思います。ただ、赤ちゃんは肌が弱いので、ヒゲでのスキンシップのし過ぎは控えたほうがいいですね。ヒゲがないところでうまくしてみてください。
赤ちゃんが喜ぶスキンシップ
赤ちゃんが喜ぶスキンシップについて、市川香織さんに教えてもらいました。
首がすわっていない赤ちゃん
3か月未満だと、まだ首がすわらずグラグラしてしまうので、首が安定するようにします。
例えば、自分が椅子に寄りかかり、赤ちゃんをもたれかからせます。赤ちゃんは、がんばって首を持ち上げようとしたり、いろいろと見ようとしたりします。ピタッと体をくっつけると、まずは安心です。
首がすわり足の力が強くなってきたころ
首がすわり、足も強くなってくると、赤ちゃんは動きたくなってきます。
そんなときは、膝にのせて足をピョンピョンさせてみましょう。赤ちゃんもがんばって足をピョンピョンと動かして、とても喜びますよ。
赤ちゃんと大人が同じ方向を向いて、同じ世界を一緒に見るのもとてもいいです。
丸山桂里奈さん(MC) 「たかいたかい」で、高いところに上げ過ぎるのはよくないですか?
市川香織さん 赤ちゃんの反応を見ながら、ほどほどにしましょう。赤ちゃんが怖がらずにうれしそうなら大丈夫です。
―― スキンシップをするいいタイミングはありますか?
機嫌が悪いときや寝てほしいときは避ける
回答:市川香織さん 機嫌が悪そうなときや、子どもにゆっくり眠ってほしいときは、スキンシップは避けて優しくしておいたほうがいいかもしれません。
先輩ママからのアドバイス
現在、3人の子育て中のママに、どんなふうにスキンシップをしてきたか聞いてみました。
お子さん小学4年・2年・1歳9か月のママ 最初の子のときは、神経質でした。出産したとき、病院から「泣いたらすぐにだっこしてあげてください。赤ちゃんが泣いてもだめなんだと思ってしまう」と言われたことが強く残って、自分がだっこできない状況のときも、子どもを優先して無理をしていました。つらかったです。 でも、3人の子どもと接してきた今、「自分に余裕がないと、いいスキンシップができない」と感じるようになりました。親子のスキンシップは幸せを分かち合うものだと思います。今はもう神経質ではなく、自分がしたいときに「かわいい」という気持ちでスキンシップしています。
余裕があるので幸せを感じられる
市川香織さん ひとり目のときに、ママが自分よりもお子さんを優先して一生懸命だっこしていたことは、とてもよくわかります。だっこしてあげたい気持ちは確かにあっても、自分も大事ですよね。ママ自身も、余裕がなくなってしまいます。今はおそらく気持ちの余裕がでてきて、幸せを感じられていると思いました。 完璧を求めてうまくいかないと、自分を責めてしまうことがあります。自分が幸せか、子どもとたのしくできているかを優先できることが大切だと思います。
親子でリラックスしてスキンシップをすると、子どもの脳にある変化が
山口創さん 子どものために一生懸命スキンシップしようとすると、かえって負担になりよくありません。適度にたのしむような態度でスキンシップしてあげるといいですね。 親子でリラックスして、たのしみながらスキンシップするとき、子どもの脳の中ではオキシトシンというホルモンが分泌されます。小さいころにスキンシップをたくさん受けていると、オキシトシンをたくさん作りやすい脳になるのです。 その子が成長して大人になったとき、いろんな人を信頼していい関係を築きやすくなります。ストレスがあっても体の反応を抑えられるなど、いい影響が将来まで続くことがあります。![]()
りんたろー。さん(MC) ストレス耐性もついていくのですね。「スキンシップで自分も幸せになる」という話もありましたが、オキシトシンは親にも出るのでしょうか。
オキシトシンは親にも出る
回答:山口創さん オキシトシンは、親子、相互に出ます。幸せを感じたり、優しい気持ちになったりする意味で、オキシトシンを「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と言うこともあります。赤ちゃんをだっこして、あたたかい気持ちになって、幸せだと感じているときは、オキシトシンが出ていると思いますよ。
丸山桂里奈さん(MC) 赤ちゃんをだっこして「いいにおいだな」と思うときも、オキシトシンが出ていますか?
山口創さん においでも出ますね。
りんたろー。さん(MC) よその子でも小さい子を見たら、全員がかわいくなってきますよね。オキシトシンがたくさん出ているのだと思います。
丸山桂里奈さん(MC) かわいくなってきますよね。不思議です。
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