あそびのタネ 花や実のあそび(3)タンポポ
道端で見かける小さな花。足元に落ちている木の実。公園の隅っこにある葉っぱ。自然の中には子どもたちの成長を促すあそびのタネがたくさんあります。今回のあそびのタネは、小さな花や実を使った遊びを紹介します。
タンポポは、花、茎、綿毛など、さまざまな部分を使って遊ぶことができます。
※植物採集してよい場所か確認してから遊びましょう
自然あそびの監修: 相澤悦子
タンポポにんげんを作ろう!
まずはタンポポにんげんを作りましょう。
長いタンポポの、茎の下の方の太い部分を使います。
茎を半分にさいて手と足を作ります。
茎を指で潰すと、半分にさきやすくなりますよ。
茎に花の部分をつけて…
タンポポにんげんの完成です。
みんなも作ってみましょう。
頭はいろんな花に変えてみてもおもしろいですよ。
水に入れると
タンポポの茎をさいて…
水にいれて、しばらくすると…
だんだん先が丸まってきます。
立たせることもできちゃうんです。
お花をつけるとタンポポのテーブルです。
みんなも作ってみましょう。
テーブルや椅子に見立てて、タンポポにんげんでごっこ遊びをするのも楽しいですよ。
喫茶店のインテリアのようなものもできました。
タンポポを2つ使って
タンポポの花を2つ使えば、こんな本格的なタンポポ人間がつくれます。
タンポポの茎をさいて、輪になった部分に花をいれます。
花をもうひとつつけて頭にすれば、できあがりです。
タンポポの綿毛
最後は、綿毛を使った飾りを作ります。
綿毛が飛んでいかないようにするためのポイントは、綿毛ができる前、花がしぼんだすぐあとに切り取ること。
タネが茶色いと綿毛が飛んでいってしまいますが、緑色のタネのものは綿毛が開いても飛んでいきません。
これを針金にさして、わっかを作ります。このまま置いておくと開いて、飛ばない綿毛ができます。
※小さな子は保護者と一緒に遊びましょう
タンポポの状態や環境によって異なりますが、2〜4日くらいで綿毛が開いてこの状態になります。
綿毛を使って工作することもできちゃうんです。
みなさんも、子どもたちの日常にある身近な自然に目を向けて、あそびのタネをみつけてみてください。
まいにちスクスク「あそびのタネ 花や実のあそび」の番組記事
- (1)並べるあそび
- (2)ハルジオンとヒメジョオン
- (3)タンポポ
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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