育児のハッピー みんなでシェアスペシャル(2)
子育ては毎日大変だけど、その分ハッピーな出来事もたくさん。そんな子育て中に感じたハッピーをみんなでシェアします。
ハッピーゲスト: 柴田愛子(保育施設代表) 水川かたまり(お笑いタレント/1児のパパ)
ふとした瞬間 ~あの時、あの言葉~
子育て中のふとした瞬間にかけられた言葉で、感動したりハッピーな気分になったりすることも。みなさんから寄せられた、そんなひと言を紹介します。
職場で救われた言葉
お子さん3歳・1歳のご家族より 職場の仲間には、日頃から保育園の行事などで仕事を代わってもらうことが多く、迷惑をかけています。それにも関わらず、 子どもの行事で仕事を休んだあと、必ず上司や同僚たちが「どうだった?」「カワイイ写真ある?」「見せて!」と声をかけてくれます。子どもの成長を一緒に喜んでくれているようで、本当にハッピーな気持ちになり感謝しています。
りんたろー。さん(MC) いい職場ですね。自分から子どもの写真を見せるのは、みんなが楽しめるかわからないから、少し抵抗があるんです。だから、言ってくれるととても助かりますね。
壁を作り過ぎると職場で触れられなくなる
柴田愛子さん 顔を合わせたり声を交わしたりすることが、おおらかな気持ちにさせてくれると思います。「迷惑をかけてはいけない」と思って壁を作り過ぎると、職場で触れられなくなりますよね。「うちの子を見て! こんなにカワイイんです!」って言っていいと思いますよ。
水川かたまりさん 相方の鈴木もぐらさんの子どもが、どきどき単独ライブの楽屋に来るのですが、毎年ちょっと大きくなっているのがうれしいですね。なぜか私のことを「小さいパパ」って呼んでいます。相方が大きいパパで、私が小さいパパ。うれしいですね。![]()
りんたろー。さん(MC) 理解がある人もいますね。
柴田愛子さん 迷惑かけないことではなく、関わることが大事です。関わることで、一緒に子育てしていく空気をつくるのです。
保育士さんに救われた言葉
お子さん4歳・3歳のご家族より 保育園の先生の言葉に、ほっと安心した経験があります。以前、長女が保育園のお昼寝の時間に、眠っていないのに布団におもらししてしまう日が続き、「まだ幼いのでそんなこともあるかな」ぐらいに感じていました。 そんなある日、先生から「今日もおもらしをしてしまいました」「シーツを替えているとき、ニコニコと何だかうれしそうだったんです。クラスにはたくさんの子がいるので、もしかしたら先生にもっと甘えたいのかもしれません。園でも丁寧に受け止めていきますね」と言ってくれました。 おもらししたことをネガティブに受け止めるのではなく、娘の気持ちにも丁寧に向き合い目を向けてくれて、とてもうれしかったことを覚えています。
丸山桂里奈さん(MC) 先生は、子どもがたくさんいる中でお子さんに丁寧に接していて、「きっと他の子にもきちんとしてあげているんだろうな」とわかります。
りんたろー。さん(MC) 子どもが大事にされていると思いますね。
それぞれを同時には無理だけど気配りはしている
柴田愛子さん 保育士は保育の仕事をしようときた人たちだから、子どもがいとおしい、かわいいと思う気持ちがあるんですね。そこは信じてほしいです。子どもがたくさんいると、それぞれを同時に大事にするのは難しいけど、気配りはしていると思いますよ。
ご近所さんに救われた言葉
お子さん3歳のご家族より 初めての出産を終えて、産後うつになりかけていました。2時間おきの授乳などで睡眠不足。仕事で夜遅い夫には頼れず、子育てに自信がなくなっていました。 そんなある朝、疲れ切った姿でゴミ出しに行くと、近所に住むご婦人と鉢合わせ。ご婦人は私の顔を見たとたん何かを察し、「産後は大変よね。まだ元に戻っていないでしょう」「この世にこんなに、すばらしい未来の宝を産んでくれてありがとうね」「子も宝だけど、親も宝なのよ。あまり無理しないでね」と声をかけてくれました。 そのとたん一気に肩の荷がおり、うれし涙が出てしまったことを覚えています。
りんたろー。さん(MC) 命の誕生をこんなふうによろこんでくれるんですね。
丸山桂里奈さん(MC) 子どもだけでなく親のことも思ってくれて、いいですよね。
りんたろー。さん(MC) 子どもにフォーカスされがちですよね。
人は人との関わりの中で癒やされる
柴田愛子さん 「かわいいね」「何歳?」「男の子?女の子?」という質問は多いけど、「ママ、頑張ってるね」はめったにないですね。出産後に、パパさえそう言ってくれなくて、おじいちゃんだけが「頑張ったね」と言ってくれて涙が出たという人がいました。人は人との関わりの中で癒やされるのだと思います。
りんたろー。さん(MC) 園に来る親も「余裕なくなっているな」と思うことはありますか?
余裕がなくなっている場合は寄り添ってあげる言葉をかけて
柴田愛子さん もちろんありますよ。表情がなくなっていたり。そのとき、「何がつらい?」と言葉をかけるのはあまり適切ではありません。「何か」がわかるほど冷静ではないんです。だから「頑張ってるね」だけでいい。余裕がなくなっている場合は、寄り添ってあげる言葉をかけてください。お隣さんでも「頑張ってるね」と言ってくれたら、励まされますよ。
りんたろー。さん(MC) そのひと言で、救われるんですね。
この人と家族になれて幸せ
東京都 ラブちゃんさんより 助産師に「出産して1か月は体を休めましょう」と言われたのですが、夫は家にいても仕事が多く、専業主婦の私が家事や育児を全てするのが当然だと思っていました。そんな私に夫が「自分の仕事は趣味みたいなものだから、家にいるときは家事も、おむつも、お風呂とかも全部やりたいな」と伝えてくれたのです。それを聞いたとき、自然に拍手してしまいました。こんなに優しいパパに育てられる娘はなんて幸せ者なんだろうと、すごくうれしかったです。 結婚してもうすぐ3年。相変わらず、毎日靴下は真っ黒、カバンの中はペットボトルまみれだけど、絵本を一生懸命読んでいたり、ワンワンの周りで一緒にハイハイする姿を見ながら、この人と家族になれて幸せだなと毎日思います。本当に、ありがとう。![]()
りんたろー。さん(MC) これは泣いちゃいますね。
丸山桂里奈さん(MC) 私も泣きそうになっちゃいました。
水川かたまりさん びっくりしました。聞き覚えのある言葉だなと思いましたが、私が言っていましたね。帰ったら、ママを強めに抱きしめようと思います。
柴田愛子さん 本当にたのしそうでした。よかったですね。
水川かたまりさん 楽しいですね。毎日。
ハッピービデオレター
今回、育児中のハッピーを募集したところ、パートナーへの感謝の気持ちのビデオレターがたくさん寄せられました。
ママからパパへ
お子さん6歳・4歳・3歳のご家族より パパ、早いもので結婚13年目になりましたね。パパは口数が多くないけど、家族のことを大切に思っているのはよく伝わっています。家族の写真をたくさん撮って、家中に飾ってくれているので、それを眺めるのも本当に幸せな時間のひとつです。私や子どもたちの誕生日には、必ず定時に帰ってきてくれますね。何年か前の私の誕生日に花束をプレゼントしてくれて本当にうれしくて、「毎年プレゼントしてね」とお願いしたら、毎年花束をプレゼントしてくれてますね。本当に心が温かくなります。これからも家族みんなで、にぎやかで楽しい思い出をたくさんつくっていこうね。
お子さん1歳のご家族より 出産直前にパパの上海赴任が決まり、上海に移り住んで半年ほどが経ちました。私はつわりが重くて、満足に食事できず点滴に通いました。パパと上海で暮らしたいと思えるのは、妊娠中にパパが私のことをすごく支えてくれたから。私が「今年は生産的なことを何もしていない」と言ったら、「そんなことないよ。ママは今世界一生産的なことをしてくれている」と言ってくれました。目からうろこで、あのときの気持ちは絶対に忘れられません。いつもありがとう~!![]()
りんたろー。さん(MC) 癒されますね。悩んでいる人を目の前にすると、どうしても具体的にアドバイスしようとしがちだけど、その人の存在自体を認めて、抱きしめてあげるんですね。
柴田愛子さん 「とりあえず、君が生きていればいいよ」「この子と一緒に育ってくれれば、うれしいよ」ですね。
りんたろー。さん(MC) 「本当にありがとう」と、感謝から始めるんですね。
丸山桂里奈さん(MC) すてきですね。パートナーが誕生日に毎回お花をくれるのはすごく覚えています。
MCの2人に
さらに、MCの2人にもハッピービデオレターが届きました。
本並健治さん 結婚して5年が経ちました。子どもが2年前に生まれて、私たちは非常に充実した日々が過ごせているんじゃないかなと思います。子守りはいつも大変で、生まれたときから母子ともに大変な思いをして、私もずいぶん心配しましたが、なんとかここまで2人が無事に健康にきてくれたので、とてもうれしく思うし、すごく感謝しています。 子どもと遊ぶときは無邪気で、ママの顔になっていますね。何をするにも子どものそばを離れず、子どもといつも遊んでいるその笑顔をずっと見られているので、私はすごくうれしく、温かい家族ができたと感じています。私の年から食事も気を使ってくれて、感謝しています。なるべく長生きできるようにしたいと思います。いつもありがとう。これからも仲よく、よろしくお願いします。![]()
本郷杏奈さん りんちゃん、こんにちは。毎日仕事で忙しいけど、休みの日は絶対に家族の時間にしてくれて、家族のことをいちばんに考えてくれて、とても感謝しています。 家でいたずらした子どもを私が怒ってしまい、自分を責めてしまいました。相談のつもりでりんちゃんにメッセージを送ったら、「あんちゃんは基本的にワンオペで、ひとりで頑張ってくれている。あんちゃんはステキなママだから、大丈夫」と長文で返信をくれて、その言葉がうれしくて、励みになりました。りんちゃん、これからも家族3人で、仲よくハッピーに過ごしていこうね。お家でササミ料理を作って待っています。じゃあね~!![]()
りんたろー。さん(MC) 私たちにまでハッピービデオレターが! サプライズがありましたね。
丸山桂里奈さん(MC) びっくりしたし、感動しました。パパが細かく感謝の気持ちを伝えてくれることがなかなかなかったので、きちんと思ってくれているんだなと思いました。ありがとうございます。
りんたろー。さん(MC) 私も、あまりこういうことを言ってくれるタイプのママではないので、感動しました。
柴田愛子さん 言葉じゃないとわからない。言葉にすることで絆がさらに強くなるのです。みんな案外、自分の心の窓を開いて本音を語ることをしていません。だから、そういうことに少し時間を使ってみてください。周囲の人に本音で感謝の思いを伝えることは大切です。仲よし家族がいいですよね。
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