秋のベビー服着こなし術~赤ちゃんの体温調節をもっと上手に~

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暖かい日があるかと思えば、肌寒い日もある季節の変わり目、赤ちゃんの服装はどうしていますか? 赤ちゃんとお出かけすることも多くなる秋だからこそ、コーディネートに悩むことも・・・。 そこで、親子でおしゃれを楽しめて、これからのシーズンに便利な、体温調節機能を考えたベビーファッションのコツを、「ねんね期」「はいはい期」「あんよ期」別に紹介します!


ねんね期の赤ちゃんに快適なファッションポイント

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ねんね期の赤ちゃんは保温力が低い

生まれて間もない赤ちゃんは、体温調節がうまくできず、環境に影響されて体温が上下してしまいます。つまり、外気温が低ければ体温も下がってしまうのです。新生児の生活する空間は、気温を20~22℃くらい、湿度も40~60%くらいに保ちましょう。成長につれて運動で体の熱をつくることができるようになり、保温力が高まっていきますが、ほとんど動かないねんね期は、寒くても体温を上げることができないので、保温のためにも大人が快適と感じる枚数+1枚を目安に考えるとよいでしょう。

運動のかわりに「褐色細胞」が体温をつくる

運動で体の熱をつくれない赤ちゃん。1歳くらいまでの間は、首から背骨のあたりに「褐色脂肪」という熱源をもっています。寒いときに体温が下がると、「褐色脂肪」を燃焼させて体温を上げる仕組みになっているのです。ですから、暑いときだけではなく、寒いときも赤ちゃんの背中が温かくなることがあるので注意しましょう。新生児期の赤ちゃんの体温をチェックするときは、背中だけではなく、手足の温度(冷たい/温かい)や顔の色(ほてっている/白っぽいなど)、おむつ替えのときのおしりの汗などを総合的に見て、体の状態や体温を判断しましょう。

オススメは、肌触りがよく、吸湿性・保温力にも優れた綿素材

足先までくるめるパイル地のカバーオールは、赤ちゃんの柔らかい肌にも優しく、汗も吸い、暖かくてこの時期には便利です。カバーオールの下にはかわいいプリントのインナーともう1枚肌着を重ねて着ればカバーオールを脱がせてしまってもアウターとして使えるのでおすすめです。肌着など薄手の綿製品を重ね着すると体温が調節できますよ。
※東京の10月の平均気温(18.2℃)を目安としたコーディネートです。

<<+アイデア~ちょっと寒いとき~>>
パイル時のおくるみが1枚あると便利。ブランケット用のクリップを使えば、抱っこのときにママの首にかけられたり、ベビーカーの防寒対策にも使えます。薄手のシャツ生地のおくるみも軽くてコンパクトにたためるので便利ですよ。

はいはい期の赤ちゃんに快適なファッションポイント

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この時期は、赤ちゃんが動きやすい環境を整えてあげることが大事

だんだんと筋肉が発達してきて、熱をつくることができるようになってくると、新生児期より体温調節も上手になっています。洋服の枚数もはいはい前までは大人と同じ、はいはいが始まり元気に動くことで体温を保てるようになったら、大人マイナス1枚が基本です。この時期の服装は、赤ちゃんの活発な動きを妨げないような、手や足が自由に動く素材、デザインを選ぶことが大事です。

赤ちゃんが快適かどうかは、ママの感覚で判断

この時期の赤ちゃんの「寒い」「暑い」の感覚を判断するポイントも「体温」です。ママが体温チェックをするときは、気温などの影響を受けにくい「ひじの内側」や「ひざの内側」「太ももの内側」「おなか・背中」を触ってみるとわかります。湿り具合や、熱さ冷たさによって、服を着脱するなどして、体温を調整します。また、はいはい期は、床に近い位置で過ごすことが多いため、冷房の冷気や床暖房などの影響を受けやすいので注意が必要です。そして、温度だけではなく、湿度も体温調節には大切な要素。あまり空気が乾燥していると、汗がどんどん蒸発して体温が奪われてしまうので、湿度は40~60%くらいに保つように気をつけましょう。

ポイントは動きやすさ

長袖のTシャツの下にかわいいプリントの肌着を着て、股止めのオーバーオールを着ると、お腹を締め付けず、動きやすくなります。プリントの肌着はアウターとしても使え、股止めのタイプであれば、オーバーオールの下に着てもおながが出なくて安心です。
寒いときはトップスの防寒だけでなく、オーバーオールの下にパイル地のハーフパンツをはかせると、足元も暖かく過ごせます。デニム素材のお砂場着をアウターに使うと、外ではいはいしても汚れが気にならず、足まで暖かいのでこれからの季節の外遊びにぴったりです。
※東京の10月の平均気温(18.2℃)を目安としたコーディネートです。

<<+アイデア~寝汗対策~>>
赤ちゃんが寝るときに暑がってふとんを蹴ってしまったり、気がつくと汗びっしょりになっていることがありますよね?赤ちゃんは寝入りから2時間くらいの間、体温を下げようとする体の働きで汗をたくさんかきます。寝入りばなは室温を適温に保ち、パジャマだけで寝かせておいて、汗が引いてからふとんを掛けてあげるほうが合理的です。

あんよ期の赤ちゃんに快適なファッションポイント

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着脱がカンタンな服装で、「汗をかいたらすぐ着替える」を習慣に

動きがより活発になり、汗をかくことも多くなります。汗をかいてそのままでいると、汗が蒸発して体温が下がってしまうので、着替えを頻繁にすることが大切です。そのためには、着脱がカンタンにできる服装を心がけましょう。動きやすいデザインであることはもちろんですが、汗を吸う素材を選ぶことも肝心。肌着も含めてタンクトップよりは、袖のあるものがよいでしょう。この時期の赤ちゃんの服装は、大人よりも1枚少ない枚数が基本になります。

「うつ熱」を防ぐには、赤ちゃんの様子や周囲の環境をこまめにチェック

病気でもなさそうなのに、発熱していることがあります。これは「うつ熱」といって、暖房で高温になった部屋や、陽射しの強い窓際などで遊んでいて、体温調節がうまくいかずに体に熱がこもってしまった状態です。このようなときは、薄着にして涼しいところで休ませます。体温調節の機能が完成するのは小学校高学年くらい。それまでは、子どもがすごす場所の気温や環境に注意しましょう。

着脱カンタン!レイヤー(重ね着)ファッション

長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着。暑さ・寒さに応じて、「2枚重ね」「長袖」「半袖」と3段階に調節ができるので便利です。スウェットパンツは、動きやすく、かつ暖かくて吸湿性もあります。また、ニット帽は保温性が高く、コーディネートのアクセントにもなるので、これからの季節、ひとつあると活躍するアイテムです。

女の子なら、動きやすいスパッツにスカートを合わせれば女の子らしい着こなしに。暑いときはスカートを脱いでしまうこともできます。鮮やかな色のニット帽とボトムをコーディネートするとおしゃれ度もアップします。女の子のアイテムとしては、レッグウォーマーも便利。足首を覆うだけで暖かさがぐんと増し、靴下嫌いな子にも足を冷やさないための工夫になります。

<<+アイデア~寒いときでも動きやすい~>>
寒い外で遊ぶときは、風や雨を通さず、小さくたためて持ち運びにも楽なナイロン素材の長袖パーカーがあると便利です。
さらに寒いときは、ダウンベスト。袖がないので動きやすく、大きめのサイズでもOKなので長く使えます。ナイロンパーカーの上に重ね着すれば暖かく、寒い外でも元気に遊べます。

体温調節機能の未熟な赤ちゃんが、気温の変化で体調を崩さないようにするためには、環境や体の様子ををこまめにチェックしたり、面倒くさがらずにこまめに着替えさせましょう。おしゃれにコーディネートをして、ベビーファッションを楽しみつつ、快適に過ごせるよう工夫してくださいね!

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