むし歯ゼロ大作戦!(乳歯の日常ケア)

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2015/06/02

出典:まいにちスクスク[放送日]2015/06/02[再放送]2015/06/09


乳歯の日常ケア

子どもをむし歯にさせたくない! そのためには毎日のケアが大切です。生えそろってきた乳歯の正しい磨き方をマスターしましょう。


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講師:倉治ななえ(日本歯科大学附属病院 臨床教授)
乳歯の生えはじめからイヤイヤ期、永久歯への生え変わりまでは、子どもの歯にとってとても大切な時期。日常のケアを万全にして、むし歯ゼロを目指しましょう!

歯ブラシは2種類用意

20121106_01乳歯が生えてくると子どもは自分で歯磨きをしたがりますが、やっぱり親の仕上げ磨きが大切。子どもの自分磨き用歯ブラシの他に、大人の手に合わせて柄が長くヘッドの小さな仕上げ磨き用歯ブラシを用意しましょう。

痛くない仕上げ磨きのコツ

20121106_02仕上げ磨きを嫌がる理由は痛いから!唇の裏にひものようについている「上唇小帯」が子どもは大人よりも長く、歯の近くまであって、ここに歯ブラシが当たると強い痛みを感じます。仕上げ磨きのときは、この「上唇小帯」を指でしっかりガードしましょう。

歯の表側〜裏側の磨き方

20121106_03歯ブラシを鉛筆のように握り、短めに持ちます。そして小指を子どものアゴの辺りに当てて手元を安定させましょう。歯ブラシの先の方を使い、小さな円を描くように小刻みに動かして、歯の表側の汚れを1本ずつ落としていきます。表側の上下が終わったら、次に歯の裏側。歯ブラシの先の2〜3束くらいのところに歯を挟み、小刻みに動かして磨きます。

奥歯の磨き方

奥歯は食べかすがつきやすいので要注意。ほっぺ側、歯の溝、舌側の3方向に歯ブラシを当て、細かく震わせるようにして磨きます。このとき、指でほほを押さえておくと、奥歯もよく見えて磨き残しがなくなり、歯茎にブラシも当たらないので痛がりません。

フッ素配合歯磨き剤の正しい使い方

20121106_05ほとんどの子ども用歯磨き剤に歯を強くするフッ素が配合されています。これらは子どもが自分で「ブクブク ペッ」ができるようになってから使うのが原則。使うときは、配合されているフッ素の量に応じて適量を守りましょう。チューブから出す歯磨き剤の目安は、2歳までの子どもなら2ミリ程度、3歳〜5歳の子どもで5ミリ以下(共にフッ素濃度500ppmの場合)が適量です。歯ブラシに乗せたら、指で広げてから使いましょう。また、小さい子は唾液が多いので仕上げ磨きの最後に使うのが効果的です。

歯が生えたばかりの子どもの口の中は大人よりも敏感です。痛くない磨き方のポイントをおさえて優しくケアしてあげてくださいね。


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