子どもの服(2)服の素材を知る

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2024/02/19

出典:まいにちスクスク[放送日]2024/02/17[再放送]2024/02/20

子どもにかわいい・かっこいい服を着せたいけど、見た目だけで選んでいいのでしょうか? 快適で、元気でいられるのはどんな服? 衣服の専門家に教えてもらいました。
※子どもの体質に合わない場合があるので、様子をみて選びましょう

講師:
薩本弥生(横浜国立大学 教授/被服環境学)

子どもの服を選ぶポイント

子どもの肌はデリケートなので、その肌を守るように、汗をかいたときはしっかり吸う素材がよいでしょう。また、活動をさまたげないような運動しやすい服がいいですね。子どもは体温調節が上手にできないので、体温調節の補助も大切な役割です。

子どもの服の素材

子どもの服は、食べこぼしや外遊び、汗や皮脂汚れなどで、洗濯する回数も多くなります。そんな服に多く使われる素材は「綿」です。

洗濯にも耐えて丈夫であること、吸水性・吸湿性、通気性が高く、肌触りもよく子どもの肌にも刺激が少ない素材です。

「天然素材の綿100%がいちばん」と考えがちですが、最近は、綿を中心に、肌刺激をおさえた化学繊維との混紡も増えています。それぞれの特徴を知り、用途に合わせて選ぶといいですね。

綿:肌触りがよい。吸湿性〇。ぬれると乾きにくい。
ポリエステル:丈夫でしわになりにくい。吸湿性×。静電気が起きやすい。最近は、速乾性のものが多い。
ポリウレタン:伸縮性〇。耐久性×。吸湿性×。静電気が起きやすい。よく伸びるため首元や袖口などに使われることが多い。
アクリル:あたたかい。吸湿性×。静電気が起きやすい。あたたかいが汗を吸わないので、肌に直接触れない上着やセーターなどに多く使われる。

あたたかい素材を子どもに着せていいの?

寒い時期に着る、あたたかい素材「吸湿発熱素材」は、体から出た水蒸気を吸って発熱するような素材です。吸水速乾のポリエステルなどと混紡されることが多く、汗をかいたとしても、いつまでも汗で肌をぬらすような状況は避けられます。あたたかい素材も、うまく活用すればあたたかさにプラスになります。
※活発に運動するときなどに着せるのは避けましょう

服の表示ラベル

服についている表示ラベルを確認すると、繊維の組成表示、洗濯などの取り扱い絵表示などが書かれています。この取り扱い絵表示は、2016年に国際規格にあわせた表示になっています。洗い方などの細かい説明文も書かれているので、読んでおくといいですね。

洗濯についての表示

取り扱い絵表示:洗濯のしかた

洗濯機洗いの表示は、桶の中に水温の上限が示され、下の線が増えると扱い方がよりソフトになります。また、手洗いについて、家庭での洗濯不可などの表示があります。

取り扱い絵表示:漂白のしかた

△は漂白剤です。酸素系や塩素系の漂白剤を使えるかどうかです。

乾燥についての表示

取り扱い絵表示:乾燥のしかた

自然乾燥の干し方の表示は、縦は「つり干し」、横は平干し、斜めの線が入ると陰干しです。乾燥機についても書かれています。

その他表示

取り扱い絵表示:その他の表示

そして、アイロンの温度やクリーニングの種類なども表示されています。


消費者庁「新しい洗濯表示」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html

最低限の表示を覚えて、手入れがしやすい服を選んで、大事に、長持ちさせるようにしたいですね。


まいにちスクスク「子どもの服」の番組記事

まいにちスクスク
 
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら

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