感染性胃腸炎 広げないための汚物処理法

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2018/12/08

出典:すくすく子育て[放送日]2018/12/08[再放送]2018/12/15

ノロウィルスやロタウィルスなどの感染性胃腸炎は、感染力がとても強く、ウイルスに触れることでうつります。感染している人が「吐いたもの」や「便」などの汚物にはウイルスがあるため、感染を広げないためにも汚物をきちんと処理することが大切です。その処理の方法を、日沼千尋さんに教えていただきました。

日沼千尋日沼千尋さん
東京女子医科大学 看護学部長/小児看護学

準備しておくもの

接触感染を防ぐため、使い捨てのビニール手袋、捨ててもよいエプロン、ポリ袋、マスクを用意しておきます。

ノロウィルスやロタウィルスなどの胃腸炎のウイルスは、アルコールで消毒することができません。家庭用の塩素系漂白剤(台所用・衣類用)で消毒液を作ることができるので、準備しておくと便利です。
おう吐物や便がついたもの消毒するときは、塩素系漂白剤25ml(ペットボトルのキャップ5杯分)を1.5Lの水で薄めたものを使います。

汚物の処理のしかた

感染している人が吐いてしまったとき、感染を広げないためには「汚物に触れない」「消毒する」ことが大切です。
その処理方法を紹介します。

まず、窓を開けて換気します。

汚物にペーパータオルなどをかぶせ、消毒液を浸すぐらいにたっぷりかけます。

汚物をペーパータオルで包み、二重にしたゴミ袋に捨てます。

処理のとき使ったエプロン・マスク・手袋も一緒に捨てましょう。ゴミ袋はしっかり閉じて処分してください。
最後に、汚物があった場所を水拭きします。

汚物を処理した後や、直接触れてしまったときは、石けんでしっかり洗い流してください。

処理に便利な牛乳パック

汚物を処理するとき、牛乳パックで汚物用の「ちりとり」を作ると便利です。
処理の後は、そのまま捨てることができます。

ちりとりの作り方

パックの上部を開きます。

線で示した部分をハサミで切り開きます。

写真のように開けば、牛乳パックのちりとりの完成です。

ちりとりの使い方

汚物をちりとりですくい取ります。2つのちりとりで挟み込むと、すくいやすくなります。
すくい取ったら、ちりとりを汚物ごとゴミ袋に入れましょう。
汚物を取り除いた後は、消毒液で拭き取って、さらに水拭きします。

カーペットやクッションでの処理

カーペットやクッションの上にある汚物の処理も基本は同じです。ちりとりですくい取りましょう。
布に消毒液を使うと、色落ちする場合があるので注意してください。

消毒液の代わりにスチームアイロンを使う方法もあります。2分以上あてると、表面のウイルスを消毒することができます。
※アイロンを動かしながらかけて、布がこげないように注意してください。

牛乳パックで汚物入れを用意

牛乳パックの便利な使い方がもうひとつあります。牛乳パックの上部を開き、ポリ袋などをつけて汚物入れを作ります。
子どもが吐いてしまうときのために準備しておきましょう。使った後は、そのまま捨てることができるので便利です。

感染力の強い胃腸炎のウイルスに家族が負けないために、正しい処理法を覚えて備えておきましょう。



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