飛田和緒の常備菜(3)おやつにアレンジできる常備菜

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2021/06/23

出典:まいにちスクスク[放送日]2021/06/23[再放送]2021/06/30

シンプルで作りやすい飛田和緒さん(料理家)の家庭料理には、おいしい工夫がいっぱい詰まっています。そんな飛田さんに、作り置きができて、いろいろなメニューにアレンジできる「常備菜」を教えていただきます。
今回は、おやつにアレンジできる常備菜です。

飛田和緒講師:
飛田和緒(料理家)
子どもは急にお腹がすいたりして、ご飯を待てないことがありますよね。子どもがまだ小さいころは、簡単に用意できるものを作り置きしておくと便利ですよ。

飛田さんは、お子さんが小さかったころ、おやつ(補食)として干した野菜などを食べさせていたそうです。
そこで、野菜を使った、おやつにもなる常備菜を紹介してもらいました。

常備菜① 干しトマト

【保存期間:冷蔵で1~2日ほど】

まずは、飛田家の子どもたちも大好きな「干しトマト」です。自然の甘みを味わってみてください。

<材料>

ミニトマト 20個ほど
塩     適量

<作り方>


ミニトマトを横半分に切り、スプーンで種をかき出します。
※かき出した種は、スープやドレッシングに活用できます


ざるに、ミニトマトを切った面を上にして並べます。
並べたら、全体に軽く塩をふります。

これを、晴れた日に半日~1日ほど、天日干しにします。

ミニトマトの皮にしわが寄るくらいが、できあがりの目安です。
干す時間が長いほど味が濃くなります。

これで、干しトマトのできあがりです。
※清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう
※干し加減により保存期間が変わります
※保存容器に、トマトがひたるくらいのオリーブ油(1カップ程度)を入れておくと、冷蔵で1週間ほど保存できます

常備菜② さつまいものしょうゆ煮

【保存期間:冷蔵で4日ほど】

続いての常備菜は「さつまいものしょうゆ煮」です。

<材料>

さつまいも 中2本(500gくらい)
砂糖    大さじ2
しょうゆ  大さじ2

<作り方>

さつまいもをよく洗い、厚めの輪切りにします。大きいものはさらに半月切りにして、サイズをそろえましょう。

切ったさつまいもを10分ほど水にさらして、あく抜きします。

鍋に、水気を切ったさつまいもと水1カップ(200ml)を入れます。
さつまいもからも水分が出るので、水はひたひたより少なめにしましょう。

調味料(砂糖・しょうゆ)を加え、鍋にフタをして火にかけます。

ふつふつと沸騰してきたら弱めの中火にして、柔らかくなるまで10分ほど煮ます。

さつまいもに串がスッと入るぐらいが柔らかさの目安です。

さつまいもが柔らかくなったら火をとめ、鍋ごと冷まして味を含ませます。

これで、さつまいものしょうゆ煮のできあがりです。
※料理が冷めてから清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう

さつまいものしょうゆ煮のおやつアレンジ料理

さつまいものしょうゆ煮は、そのままでも食べられますが、おやつにもアレンジできます。

さつまいものチーズはさみ

<作り方>

ラップを広げ、さつまいものしょうゆ煮を乗せ、間にクリームチーズ(10gほど)をはさみます。


ラップを茶巾絞りにして、軽くつぶすように丸めて形を整えます。
※一口サイズにする場合は、量を半分にしましょう

ラップから取り出せば、さつまいものチーズはさみのできあがりです。

常備菜を保存するときのポイント

次の3つの点に気をつけて、常備菜を上手に保存してください。

1. フタつきの容器を用意。

2. 料理が冷めてから、清潔な容器に入れ、フタをして冷蔵庫で保存。フタを閉めるときにできるだけ空気を抜く。

3. 容器から常備菜を取り分けるときには、清潔な箸やスプーンを使う。

※紹介した常備菜の保存期間は目安です。季節によっては早めに食べきるようにしましょう


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