共働き夫婦の家事育児分担、どうしてる?

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2023/05/06

出典:すくすく子育て[放送日]2023/05/06[再放送]2023/05/11

娘(5歳)を育てながら、夫婦ともにフルタイムで働いています。家の中が最も忙しくなるのが朝です。
早朝6時、パパは得意な「洗濯」で一日がはじまります。洗濯の次は「掃除」。部屋の中から玄関まできれいにします。ママと子どもが起きる前に終わらせるのが理想的です。一方、ママが担当するのは得意の「料理」。幼稚園に行く娘の支度も見守ります。パパにはできない「髪の毛のセット」もママの担当です。事前に分担を決めていることもありますが、子どもの歯みがきなどは夫婦で声をかけあいながら臨機応変に対応します。
実は、子どもが生まれるまで、パパは仕事ばかりで、ほとんどの家事をママに任せていました。子どもが生まれて、育児の大変さを知って、夫にできることは「身の回りのサポート」だと思ったんです。どうやったら子どもとの時間をとれるかを考えて、夫婦それぞれが得意なことをするようにして、生活が一気に変わりました。
(お子さん5歳のパパ・ママ)


―― すくすくファミリーのみなさんはいかがですか?

〇夫が家事・育児をするとき、「なんでやってくれないの!?」ではなく、「〇〇をやってもらったから私もがんばらなきゃ」と気持ちを切り替えるようにしました。ストレスが少なくなって、穏やかに育児できるようになったと思います。
〇出勤前にできる範囲で洗濯するなど、隙間時間に気づいたほうが家事をするようにしています。「自分の家は自分で掃除するのが当たり前」といった思いが大事だと思います。

鈴木あきえさん(MC)

わが家のパパは、第1子のときはあまり主体性がなくて悩んでいました、でも、私が仕事でいない時間が重なって、パパは「自分がやらなきゃ!」と考えて、主体力が上がったんです。それからは、夫婦関係も円満になりました。ママが不在の時間を作るのも、1つの方法かもしれませんね。
職場の理解があって、とても助かっています。同僚の協力がないと、今のように共働き夫婦で育児をしていくことは考えられないぐらいです。同居の家族(両親)のサポートも大きいと感じます。
(お子さん5歳のパパ)


―― 永瀬さん、共働きで家事育児も両立する難しさを感じる家族がとても多いと思いますが、いかがでしょうか?

横のつながりを見つめ直す

回答:永瀬伸子さん 

日本の社会は高齢化が進んでいます。女性も働いていける、夫婦で幸せに育てていけることがとても大事です。ワーク・ライフ・バランスがとれるような働き方を整備していくことが重要になっています。
今回のケースとは違い、祖父母のサポートが期待できない環境の方も多いと思います。夫婦だけで許容範囲の限界を越えたときは、自治体のファミリーサポートやベビーシッター、ママ友・パパ友同士の助け合いもあると思います。こういった、横のつながりを見つめ直していくことが大切だと思います。

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