子どもに抗菌薬(抗生物質)を使うのが不安…

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2023/01/05

出典:すくすく子育て[放送日]2023/01/05

昨年、子どもが滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)になり、かかりつけの耳鼻科で抗菌薬(抗生物質)を処方され、全て飲み切りました。治りかけたころ、たまたま私が受診した別の耳鼻科で、ついでに子どもも診てもらったところ、飲んでいたものと違う抗菌薬を処方されました。調べてみると、幅広い菌に効く強めの薬のようで、耐性菌などが心配になりました。飲ませても問題は起きないのでしょうか。
(お子さん3歳3か月のママ)

抗菌薬の使用で、本人の体質が変化するわけではない

回答:松永展明さん

抗菌薬の間違った使い方などにより、薬が効かないように変化した細菌を「耐性菌」といいます。それが増えて社会に広がると、これまでなら効いたはずの抗菌薬が効かなくなり、さまざまな病気の治療が難しくなります。
ただ、抗菌薬の使用で、本人の体質が変化するわけではありません。本人が抗菌薬の効かないような体になるわけではないのです。
耐性菌を出さないために注意することはありますか?

不要な抗菌薬を飲み続けない

回答:松永展明さん

不必要な抗菌薬を飲み続けるのはよくありません。例えば、かぜは抗菌薬を必要としていません。



抗菌薬は、細菌と闘う薬なので、ウイルスが原因のかぜには効かないのです。必要なときにだけ、処方された抗菌薬を飲み切ることが重要です。
今後の関係が悪くなるのが心配で、服薬への不安について医師に聞くことができませんでした。「本当に必要ですか?」などを聞きづらいときはどうしたらいいでしょう。

間接的に聞くなど、医師とコミュニケーションを

回答:松永展明さん

例えば、「薬が苦手な子で、ずっと飲ませないとだめですか?」のように、間接的に話してみてはどうでしょう。また、「かぜ」と診断されて抗菌薬を出されたときに、「かぜには抗菌薬が必要ないと聞いたことがありますが、いかがですか」といった形で聞くと、コミュニケーションもとれ、うまく進むのではないかと思います。

薬剤師に相談すれば、薬剤師から医師に確認することもできる

回答:詫間梨恵さん

医師に聞かなかったことで、あとから心配になることが出てくることもありますよね。そんなときは、薬局の薬剤師に相談してみましょう。薬剤師から医師に確認することもできます。ぜひ、薬剤師に何でも相談してみてください。

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