子どもがずっとつきまとう。自分の時間をどうつくればいい?

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2021/05/01

出典:すくすく子育て[放送日]2021/05/01[再放送]2021/05/08

幼い子どもを育てていると自分の時間を持つことは難しいと感じます。子どもがずっとつきまとい、イライラが募ってしまいます。ほんの数分でも、子どもと離れる方法はないのでしょうか?

親の事情やその場を離れることを、子どもにきちんと説明する

回答:汐見稔幸さん

子どもが目の前にいるような状況では、自分の時間を持つことはとても難しいと思います。ただ、親が自分の時間を作ろうとするときに、子どもに説明していなかったり、子どもが納得しなかったりする場合があります。すると、子どもは、親が自分から逃げようとしていると感じ、「行っちゃダメ!」と言って追いかけてくるなど、かえって自分の時間がなくなってしまいます。
自分の時間を過ごしたいときは、言葉が十分に通じないと思う年齢でも、子どもにきちんと説明することが大事です。「ママは今から〇〇をしないといけないから、ひとりで遊んでいてね」「少しの間、こっちの部屋にいるからね」など、真剣に目を見て、丁寧に話してみましょう。そして、子どもが聞いてくれたら「ありがとうね」とほめてください。そうすると、5〜10分でも、自分の時間がつくれる可能性があると思います。
自分の時間がとれず、イライラが募ったときのアドバイスはありませんか?

イライラは自分自身へのシグナルだと考える

回答:大日向雅美さん

イライラしてしまうと、「私は親として失格だ!」「うちの夫婦関係はダメだ!」と思い詰めてしまうかもしれません。でも、イライラするのが当たり前なのです。イライラは、今の状態をなんとか乗り越えようという、自分自身に対するシグナルだと思っていただきたい。
自分がイライラしていると感じるのは、自分にシグナルをキャッチする力がある、何とかしようというシグナルなんだと思ってみてはいかがでしょう。

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