ウソをついてほしくない。どうすればわかってくれる?

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2017/04/15

出典:すくすく子育て[放送日]2017/04/15[再放送]2017/04/21

4歳になる長女がウソをつくことがあり対応に悩んでいます。例えば「おなか痛い!」とウソを言います。「甘えたいだけじゃないの? 元気じゃない? ウソついちゃダメよ。」と、ウソには厳しく対応しています。体調は心配ですが、ウソをつくのがクセのようになっても困るし、ウソはついて欲しくないです。素直に生きて欲しいと思っています。どうすればいいでしょうか。
(4歳の女の子・6か月の男の子をもつママより)

ウソかどうかを追及するよりも、ほかにメッセージがあると考える

柴田 愛子さん回答:柴田 愛子さん

子どもにウソかどうかを追求しても、あまり役に立ちません。

実は私自身が小学生のとき、毎朝お腹が痛くなっていました。兄弟がみんなで「またウソだよ」と言ってくるのですが、ウソではなく本当に痛かったんです。
不安などで気持ちが重くなると、精神的なものを言葉で表現するよりも、先に体が反応してお腹が痛くなります。
私が「おなかが痛い」と言うと、母はだまって私をひざに乗せて、お腹に手をあててくれました。そうすると、5分ぐらいでだんだん「大丈夫かも」と思えてきて、学校に行っていた記憶があります。

ウソかどうかを追及するよりも、不安なのか、あまえたいのか、心がざわざわしているのかなど、他にメッセージがあると考えて「私の手が必要なのね」と解釈してあげるといいと思います。

 

本当のことを言ったらほめる

遠藤 利彦さん回答:遠藤 利彦さん

子どもの視点で考えると、一番つらいのは、本当のことを言っても怒られるし、本当のことを隠してウソを言っても「ウソついたでしょ」と怒られることです。どちらも怒られて、逃げ場がなくなり追い詰められてしまいます。
ですので、やったことは悪いかもしれないけど、本当のことを言ったらちゃんとほめてあげることが必要です。
あるいは「ウソを言わなくても『〇〇して』と言えばいいのよ」と伝えましょう。そのように対応していくと、少しずつウソが減っていくと思います。


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