番組のアンケートから見えてきた、視聴者が考える「理想の親」の姿から、実際に親が子どもにできることは何なのか、じっくり見直します。「子どもを愛するってどういうこと?」「子育ての悩みやストレス、どうすればいいの?」など、切実な悩みについて専門家と一緒に考えます。

専門家:
大日向雅美(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)
汐見稔幸(東京大学 名誉教授/教育学)
現代のママ・パパが思う理想の親の姿について
子どもと離れても寂しくない。愛情不足なの?
親って何ですか? 子どもに愛情をかけるとはどういうこと?
親として何をすればいいのか悩んでいるママ・パパへ、専門家のお2人からメッセージをいただきました。
何を大事にするのか考える
ごはんを食べて、お風呂に入って、寝る。そんな生活を、一日一日積み重ねていく。ここを基本にしながら、親が自分の人生をしっかりと生きることが大切です。そして、自分や家族のためだけでなく、社会や地域のために尽くすことも大事なことです。例えば、学校のボランティアや、地域の高齢者のために活動したりする。その姿を子どもに見せることが、子どもの視野や世界を広げることにもなるのです。
(大日向雅美さん)
子育ては子別れの練習
子育ては子別れの練習だという考え方があります。例えば、子どもにおつかいを頼むのは、自分で生活できるための練習になります。やがて、子どもが親の期待とは違う道に進むこともあります。そのとき、頭ごなしに押さえつけるのではなく、いい相談役になってあげる。最終的には、「この子はきっと自分を大切にして生きてくれるはずだ」と信じるしかありません。子育ては子どもを信じる練習という側面もあるのです。
(汐見稔幸さん)