安価で栄養たっぷり、乾物ってすごいんです!「乾物で作る子どもごはん」レシピ集

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古くから伝わる日本の伝統的な保存食「乾物」。栄養たっぷりで体によさそうだけれど、調理方法が難しそう、子どもが食べてくれるレシピが思いつかない・・・ などと敬遠してはいませんか?
今回は今こそ見直したい乾物の魅力にスポットを当て、子どもも喜ぶ乾物レシピをまとめてご紹介します!


【乾物の魅力とは?】

常温でストックできる!

乾物の利点はなんといっても、常温で長期保存が可能であるということ。水で戻せば量もぐんと増えますが、乾燥した状態であれば、そのサイズは軽くてコンパクト。場所を取らずに多彩な食材を確保しておくことが出来ますね。

また、天候によってその価格が大きく変動してしまう生野菜に比べて、乾物の価格は1年中安定しています。日照不足や台風の直撃など、生鮮食品の価格が値上がりしてしまった時にも、乾物は心強い味方になってくれるんです。

乾燥させることで栄養や風味が増す!

乾物には、天日で乾燥させることで、うまみや香り、栄養が増すというメリットもあります。
「生の大根」と、同じ重さの「切り干し大根」について、その成分を比較した図をご覧ください。

図1:「生の大根」と「切干し大根」の比較 (可食部 各100gあたり)

図2:各成分の比較グラフ

このようにエネルギーは約20倍、食物繊維は約16倍、カルシウムはなんと約22倍になっています。鉄分や葉酸など、ビタミン・ミネラル類も大きく増しています。

※出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より

また、太陽の力で栄養素が変化する食材もあります。
しいたけは紫外線を浴び「干ししいたけ」になることで独特の香りと旨みが生まれるだけでなく、エルゴスチンという成分がビタミンDに変化して、カルシウムの吸収を助ける働きをします。
天日乾燥するだけで、目に見えて嵩は減るのに、見えないところで栄養がぐんと増えるとは、おもしろい現象ですね。

※出典:日本医師会
コラム「くらしの小径」"減るのに増える? -乾物のはなし-"

防災にも役立つ!

大震災が起きたとき、非常食としてあらためて見直されたのが「乾物」でした。生鮮食料品が手に入らなくなった時、野菜に代わる貴重なビタミン源・ミネラル源として乾物が重宝されたのです。
食材を小さく刻んでから作られている乾物は、包丁いらずで調理できるものが多いこと、加熱しなくても食べられるものも数多くあること、そんなメリットが非常時の食事を助けたんだとか。防災のためにも、日頃から乾物を備蓄しておく習慣をつけること、乾物を使った料理を作りなれておくことも大切だと思います。


【乾物で作る 子どもごはんレシピ集】

乾物を使って子どもが喜ぶ料理を作ってみましょう。これまでの「まいにちスクスク」の中から、レシピをご紹介します。


乾物で作る子どもごはん「切り干し大根」


乾物で作る子どもごはん「ひじき」


乾物で作る子どもごはん「乾燥大豆」


乾物で作る子どもごはん「万能ふりかけ」


いかがでしたか?どれも簡単に作れるので、乾物レパートリーが広がること間違いなし! 気軽にチャレンジしてみてくださいね。

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