赤ちゃんの平熱、把握できてますか?~正しい体温測定法と初夏に向けての体温調節~

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第4回 赤ちゃんの平熱、把握できてますか?~正しい体温測定法と初夏に向けての体温調節~

img_vol4_01春は寒暖の差があって、赤ちゃんの体温調整が大変ですよね。
服も、その日の気温を気にして1枚多く着せたり脱がしたりと気になります。また顔が赤いときなどは、体温を測るなど心配になることもあるのではないでしょうか。

そういえば赤ちゃんって、上手に体温を測るのが難しいですよね。
こんなに低いはずはない、高いはずはないと、何度か測り直した経験があるママ・パパも多いと思います。

今回は、NHK育児番組「すくすく子育て」の解説から、赤ちゃんの正しい体温測定法と初夏に向けての体温調節について確認しましょう。解説をいただいたのは、こちらの2名の方々です。
草川功さん(聖路加国際病院 小児科医長)
日沼千尋さん(東京女子医科大学看護学部教授 小児看護学)

どれがホントの体温?~平熱の正しい体温測定法~

みなさんは、お子さんの「平熱」を把握されていますか?
把握しているつもりでも、測る時間帯やタイミングによって、体温が違っていたりしませんか?

時間帯によって差があったり、遊んだ後などは、こんなに高いのはおかしいなんてこともあったりします。

「平熱」を把握するには、どんなタイミングで、どのような方法で測定すべきなのかを確認しましょう。

『子どもは体温調節機能が未熟』
(解説:草川功さん)
通常、人の体温は朝に一度低くなり、夕方に向かって高くなるのが自然の流れなので、計測する時間帯によって変わります。これに加えて子どもは体温調節機能が未熟で、食事をしたり遊んだり、昼寝をしたり…など日常の活動の影響も受けるため、一日の中でも体温がかなり変動します。 また測る部位によっても数値が変わります。体の中心は37度くらいでほぼ一定ですが、体の表面の皮膚や手足の先は、周囲の気温の影響も受けやすく変動しやすいです。

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『「平熱」を知るには、なるべく同じ時間・状態で計測』
(解説:日沼千尋さん)
平熱を知るには、毎回なるべく同じ条件で測ることが大切です。体温は、食事や筋肉の活動、基礎代謝などの「熱をつくる」活動と、呼吸や汗の蒸発、放射・伝導、排泄などの「熱を失う」活動のバランスによって調節されています。いろいろな活動の影響を受けやすい午後を避け、体温が安定している午前中に、時間を決めて測るようにしましょう。
『体温の正しい測り方』
脇と耳、どちらで測ってもOK。ただし、いつも同じ方法で測りましょう。

《脇で測る場合》
・脇の汗をきれいに拭く
・体温計の先が脇の一番深いところに当たるように、下から45度の角度で挟む。

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《耳で測る場合》
・耳たぶを後ろに少し引っ張る
・鼓膜の温度を測る意識で、体温計の先を鼓膜に向け、きちんと耳に差し込む。
(※深く差し込み過ぎないように注意してください)

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『子どもの平均体温』
水銀計を使って脇の下で測った場合の子どもの平均体温はおよそ下記の通りです。
10歳くらいまでは平均して37度以上と高めで、成長と共に大人の体温に近づきます。

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どうする?体温調節

これからの季節は、遊ばせると赤ちゃんが汗をかいたりするので、体温調節が大変。赤ちゃんはまだしゃべれないので、暑いかどうか見極めるのが難しいですよね。

寝ている時にも、汗をかいていたりしませんか?
暑くならないようにするにはどのような方法がいいのか、どのように暑さのサインを見分ければいいのか、確認してみましょう。

『寝姿勢と背中の温度をチェック!』
(解説:日沼千尋さん)
眠っている子どもが暑がっているか、寒がっているか判断するには、寝返りが打てる年齢なら、寝ている姿勢をチェックしましょう。寒いときは体を丸めて縮こまって寝ているし、暑ければ手足を伸ばして寝ているはずです。また赤ちゃんの場合は、手足の温度よりも体の躯幹(胴体・体の中心部)の温度が目安になるので、背中のあたりを触って判断しましょう。

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『エアコンや扇風機の風が直接当たらないように』
(解説:草川功さん)
子どもは夜、眠くなると体温が上がり、寝入りの頃にその熱を放出するためにいったん汗をかきます。そして、汗をかいたあと体温が一定になります。また夏場であれば、汗をかいてそのまま寝てもあまり心配はありませんが、エアコンや扇風機の風が直接当たると体温が下がりすぎる場合もあるので、寝室の風向きには注意しましょう。

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今回の特集は、いかがでしたでしょうか。
今回の情報を参考に、きちんと「平熱」を把握して、これからの季節の体温調節をしていただければと思います。
次回は、「赤ちゃんの投薬のコツ」について解説しますので、次回もご覧ください。


赤ちゃんの健康特集

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