こころの土台を育てる関わり方 アタッチメント実践編
“アタッチメント”とは、「愛着」と訳される心理学のことばです。アタッチメントを意識することで子どもの気持ちは安定し、「自己肯定感」や「挑戦する力」が育つといいます。アタッチメントをどう実践すればいいのか、「ダメダメ言っちゃう」「先回りしちゃう」というパパママ必見です。
専門家・ゲスト: 遠藤利彦(東京大学大学院 教授/発達心理学) 御園生直美(白百合女子大学 講師/臨床心理学/Watch Me Play! 日本版監修) 白鳥久美子(お笑いタレント) チェリー吉武(お笑いタレント)
今回のテーマについて
アタッチメントとは、子どもが怖くて不安なときに、信頼できる大人にくっついて安心感を得ること
遠藤利彦さん アタッチメントとは心理学用語で、アタッチする(くっつく)ことです。ですが、いつ・どこ・誰かれ構わずくっつくことがアタッチメントではありません。基本的に、子どもが怖くて不安なときや感情が崩れたときに、特定の信頼できる大人にくっついて、「もう大丈夫だ」と安心感を得ることをアタッチメントといいます。
幼少期のアタッチメントが、こころの土台を育てる
遠藤利彦さん 子どもは、アタッチメントで安心感を得られると、いろいろなものに挑戦したり冒険したりする探索活動ができるといわれています。幼少期の段階でアタッチメントの経験をしっかり持てることが、「自分は愛される存在」「他人は信じられる」といった感覚、こころの土台を育て、心のたくましさを身につけることにつながります。
こころの土台を育てる関わり方
遠藤利彦さん 子どもが「怖い」「不安」というシグナルを発信したときには、可能なところでしっかり受け止めましょう。一方で、子どもがひとりで何かに夢中になっているとき、シグナルがないときには、あえて踏み込まず、温かく見守ってください。
アタッチメントの実践編、家庭でできる最新プログラム「Watch Me Play!」とは?
専門家からのメッセージ
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