楽しく安全に水あそび(1)水あそびデビュー

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2023/07/10

出典:まいにちスクスク[放送日]2023/07/07[再放送]2023/07/10

海に川にプールに、水あそびの楽しい季節。水辺の事故は絶対に防ぎたいですよね。子どもと楽しく安全に水あそびするための情報を紹介します。

講師:
すがわらえみ(水泳インストラクター/NPO法人 AQUAkids safety project 代表)
親子向け水辺の安全教室などの活動を続けている。

撮影協力:神戸フィルムオフィス・しあわせの村

水あそびデビューは、いつごろからどこで?

水あそびデビューの場所は、「プール」がおすすめです。水の深さや流れが変わらないためです。首と腰がしっかりすわった、生後6か月~8か月くらいから行くことができます。
※プールを利用するとき、赤ちゃんを入れていいかどうかは施設のルールに従いましょう

赤ちゃんは、水深 2.5cmでも溺れることがあります。浮き輪などがあったとしても、必ず大人が付き添ってください。

自然の水辺デビューは?

海や川など、自然の水辺デビューは、子どもがライフジャケットを着られるようになってからがおすすめです。

子ども用のライフジャケットは、およそ身長85cm用からあります。ネット販売などでも手に入るので、必ず用意しましょう。

ライフジャケットは、水あそびのシートベルト

水の事故にもくわしい坂本昌彦さん(佐久医療センター/小児科医)に、ライフジャケットの重要性を聞きました。

坂本昌彦さん

体から外れにくいライフジャケットは非常に大切です。浮き輪やアームバンドは、水の流れで外れてしまうこともあります。アメリカの小児科学会も「浮き輪はライフジャケットの代わりにならない」と言っています。ライフジャケットは、水あそびのときに命を守るためのシートベルトになるのです。


はじめての水辺あそび

では、はじめて海で遊ぶ男の子(3歳2か月)の様子を見てみましょう。

まず、すがわらさんにアドバイスしてもらいながら、ライフジャケットを着せます。「目立つ色」で「体に合ったサイズ」を選び、正しく装着することがポイントです。

子ども用のライフジャケットには「股下ベルト」がついています。これをしないと、波や流れで体がライフジャケットから抜けてしまうこともあるので、必ずしっかりと留めましょう。

着用完了しました。これで安心して遊べますね。
※ライフセーバーなどがいる場所・時期を選んで遊びましょう

水に入るときは、大人が深いほうにいてください。こうすることで、急に深くなるかどうかなど、大人が先に確認できます。

今回は、くるぶしで波を感じるぐらいのところで遊びます。「これより奥にいかないよ」と声かけをしました。はじめての波の感覚で楽しそうです。

自然の中での水あそびは、ライフジャケットを身につけ、大人の手の届く範囲で見守れることが原則です。

水辺あそびで、あるといいグッズ

自然の中での水あそびで身につけるものとして、ほかにもこんなグッズがあるとよいでしょう。

水着の上に着るラッシュガード、歩きやすくケガも防げるアクアシューズ。日差しが強いときは帽子、サングラスなどで紫外線対策をしましょう。


すがわらえみさん

楽しく水あそびするためには、安全対策をしっかりしてください。

まいにちスクスク「楽しく安全に水あそび」の番組記事

まいにちスクスク
 
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