子どもの成長をカメラで記録していると、「もっといろんな写真が撮れたら」と思うことはありませんか? 子どもがかわいく撮れる、カメラでもスマホでも使える写真術を紹介します。ちょっとしたコツで、家族みんなで写真を撮るのが楽しくなりますよ。
講師: 椎名トモミ(カメラマン/写真講師) 初心者向けの子ども写真講座で、パパ・ママに子どもの写真の撮り方を教えてきた。
寝ている赤ちゃんを撮ってみよう
室内で撮影するとき、カメラでもスマホでも使えるテクニックがあります。まずは、寝ている赤ちゃんを撮ってみましょう。
寝ている赤ちゃんは、足元から撮影することが多いと思います。
※ストラップなどを使って、カメラが落下しないように気をつけましょう
この位置からだと、赤ちゃんを下から見上げたような写真になります。
正面から撮れると、よりかわいい写真になりますが、真上から撮影しようと近づくため、どうしても自分の足が写ってしまいます。
真上から撮るポイントは、赤ちゃんの横に立つことです。
これだけで足も入らず、真上からいい表情が撮れます。
スケッチブックでよりかわいく
室内では、明るい窓際で撮影すると赤ちゃんをかわいく撮影できます。でも、窓の反対側は、影になり暗くなってしまいます。
そんなときはスケッチブックです。スケッチブックを広げて、窓の逆側に置いてみましょう。
窓から入った光が白い紙で反射して、暗くなっていた部分にあたり明るくなります。
逆光でも顔を明るくしたい
顔に光があたる「順光」で撮影すると、顔も背景もしっかり写ります。
窓を背にする「逆光」で撮影すると、光に包まれてきれいなのですが、どうしても顔が暗くなってしまいます。
そんなときのキーワードは「露出補正」です。この機能を使えば顔を明るくすることができます。
ほとんどのデジタルカメラやスマホに、この機能がついているので、使わない手はありません。
逆光でも顔が明るくなりました。
公園などで撮影するとき
一般的に、逆光で撮影すると顔が暗くなるので「逆光で撮ってはいけない」と思っている方が多いようです。でも、逆光の光はとてもきれいで、髪の毛がキラキラした写真や、透明感のある写真が撮れます。
外で撮影した逆光の写真も、露出補正すれば、顔を明るくすることができます。
順光で撮影するときは、太陽の光が強いと顔に影が出やすくなるので注意しましょう。
子どもの表情を撮ってみよう
本を読む子どもをそのまま撮影してしまうと…
顔が下向きで、表情がよくわからない写真になってしまうことがあります。
そんなときは、スマホを逆さに持ってみましょう。
逆さに持って撮影すると、下からのアングルになり、表情がよりわかりやすくなります。
みなさんも試してみてください。
まいにちスクスク「子ども写真術」の番組記事
- (1)公園での撮影のポイント
- (2)室内での撮影のポイント
- (3)写真で思い出づくりのポイント
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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