歯みがき&口のケア(4)6歳臼歯が生えてから

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2022/03/17

出典:まいにちスクスク[放送日]2022/03/17[再放送]2022/03/24

毎日欠かせない歯みがき。でも、子どもが嫌がるなど、悩んでいるママ・パパも多いと思います。小児歯科医の土岐志麻さんに、歯みがきのしかたや口の中のケアを教えてもらいました。
今回は、6歳臼歯が生えてからの磨き方です。

講師:
土岐志麻(歯科衛生士委員会 委員長/小児歯科医)

6歳臼歯

5歳以降になると「6歳臼歯」という永久歯の奥歯が生えてきます。永久歯への生え変わりとして重要な歯です。「永久歯は乳歯が抜けたあとに生えてくる」と思っている人がたくさんいますが、6歳臼歯は乳歯の奥から生え始めます。

乳歯に隠れて、1本丸ごと出てくるまで6か月もかかるので、気づかないことも多いのです。また、生え始めは表面のエナメル質がまだやわらかいので、気づかずに虫歯になってしまうこともあります。6歳臼歯が生えていないか、こまめにチェックしましょう。

仕上げ磨きのポイント

6歳臼歯は、子どもでは磨きづらい位置にあるので、仕上げ磨きを特に丁寧にしてあげることがポイントです。

ひざの間でなくてもいいので、口の中がきちんと見える位置に子どもを寝かせます。使う歯ブラシは2種類です。

まずは、ネックが長く、ヘッドが小さい、奥まで届く歯ブラシです。6歳臼歯はかみ合わせの溝がとても深いので、90度に当てて磨くことが大切です。

もう1本は「ワンタフトブラシ」という歯ブラシです。

生えてきたばかりの永久歯は、乳歯の裏に隠れていたり、歯ぐきがかぶさったりしています。そんな磨きづらい永久歯を、ワンタフトブラシで磨くのです。

歯ぐきの下の汚れをかき出すように磨いてください。歯が重なったり、くぼみで磨きにくいところも、ワンタフトブラシで磨くときれいになります。

もちろん、デンタルフロスでの歯と歯の間の手入れも大切です。

左の写真は歯ブラシをしたあとの歯です。ピカピカに見えますが、特殊な液で汚れを浮かび上がらせると右の写真のようになります。歯と歯の間にはこんなに汚れが残っているのです。

デンタルフロスで、しっかりケアをしましょう。

夜、寝る前はしっかり歯みがき

でも、歯ブラシとワンタフトブラシ、さらにデンタルフロスを使った歯のケアを、食後に毎回するのは、ちょっと大変ですよね。

基本的に、1日3回の歯みがきが勧められていますが、時間がないときは1日1回、特に夜、寝る前はしっかり磨きましょう。実は、唾液には、歯についた汚れをとったり、虫歯菌が出す酸を中和するはたらきがありますが、寝ているときにあまり出ていないのです。そのため、寝る前にしっかり磨くことが重要です。

土岐志麻さん

6歳以降の子どもの場合、永久歯がどんどん生えてきます。一生自分の歯で生きていくために、丁寧なケアを心がけましょう。

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