今回のテーマは「食事の悩み」。野菜が苦手、食べなくても栄養バランスは大丈夫? どうすれば苦手なものを食べてくれる? 食事に集中してくれない…。なかなか食べてくれない子どもにどう向き合うのか、専門家がアドバイスします。
専門家:
太田百合子(東洋大学 非常勤講師/管理栄養士)
宮里暁美(お茶の水女子大学 特任教授/保育学)
野菜を食べてくれない! このままで大丈夫?
どうしたら苦手な野菜を食べてもらえるの?
どうしたら食べることに集中してくれるの?
幼児期の「好き嫌い」は自己主張。たっぷり出させてあげて
太田百合子さん
幼児期は、自己主張の時期です。食べ物の「好き嫌い」を含めて、たっぷり出させてあげるのが大事です。自己主張を受け止める大人は大変かもしれません。でも、受け止めてもらえた愛情や関わり方が土台となって、我慢を覚えていきます。そして、繰り返しになりますが「食事は楽しく」を大事にしてください。
子どもの「おいしい」と「もっと」は意欲のあらわれ。一緒に探すことが大切
宮里暁美さん
食べることは、人間が生きる土台だと考えています。子どもの「おいしい」と「もっと」は、その意欲を象徴しているような気がするのです。その子の「おいしい」はどれなのか、「もっと」はどれなのか。子どもと一緒に探すような子育てがあったらいいな、それを大事にしたいなと思います。