今回のテーマは、病院に入院中の子ども、または、日常的に医療的ケアが必要な子どもの子育てについて。入院の付き添いのため、親が病院に長期間寝泊まりすることがあります。また、退院してからも、人工呼吸器や経管栄養などの医療的ケアが必要な「医療的ケア児」と呼ばれる子どもたちもいます。24時間家族でつきっきりのケアで疲弊しているという声もあります。悩みを共有し、一緒に考えます。

専門家: 小林京子(聖路加国際大学大学院 教授/小児看護学) 髙橋昭彦(小児科専門医/在宅医療)
今回のテーマについて
番組「すくすく子育て」で「長期入院・在宅ケアの子育て」についてアンケートを行ったところ、たくさんの回答が寄せられました。すべての声を紹介することはできませんが、みなさんからのお便りや、お話を聞きながら、専門家と一緒に考えていきます。
長期入院の子どもについて
医療的ケア児の子育て
専門家からのメッセージ
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小林京子さん
お子さんをみることは、普遍的に同じだという考えになり、「子育ては楽しいね」と言い合えるような世の中に変わってほしいと思っています。病気や障害のあるなしに関わらず、「当たり前の暮らし」ができる子育てのサポートが必要だと思います。
髙橋昭彦さん
こうした子どもたちのお母さんは、「世界一忙しいお母さん」と言われています。子ども達も、外出できず、バスに乗るとか、プールに行くといった、その年齢だったら普通はしているような経験もできていないことが多いのです。経験「0」を「1」にできるような工夫を、いろいろなところで増やせば、社会はもっと優しくなると思います。