【くわばたりえさん インタビュー】「出かけておいで」のひと言を、ぜひパパたちにお願いしたいです

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ママになり、社会とのつながりを意識することはありましたか?

くわばたりえ
私、しゃべるのが仕事じゃないですか。
それなのに、1人目の子を出産したとき、里帰り先の実家から東京に戻ってきて、昼間に子どもとふたりきりの生活になったら、全然しゃべれなくなってしまって。
はじめての育児でしたし、赤ちゃんにいろいろ話しかける気持ちの余裕もなく、しんどかったですね。
だから、久しぶりにおとなと話す機会がきたとき、自分の声を聞くことすら懐かしい気がして、「ああ、私、この声でしゃべってるわ・・・」って、泣きそうになるのをがまんしながらしゃべった記憶があります。

先日の仕事復帰でも「久しぶりに大人としゃべった」とおっしゃっていましたね。

3人の出産を通して、子ども以外の誰かとつながることが、どれだけママにとって大切なのか、身をもって知りました。
それで、ぜひお願いしたいのが、パパのほうから進んで「子どもをみているから、出かけておいで」と、ママに言ってほしいのです。
経験的にも言えるのですが、「出かけたい」「友だちと会いたい」といったお願いは、育児に専念しているママのほうからは、すごく言いにくい。だからぜひ、パパから言ってほしいです。
ママがリフレッシュしてきて、子どもと笑顔でいられたらいいじゃないですか。いろんなママと接して話をするなかで気づいたのですが、結局子どものためにいちばんいいことって、“ママが笑顔でいること”だと思うんです。

身近な「社会とのつながり」としては、ママ友の存在も大きいですね。

そうですね。私も3人目を出産した後、「子どもをみているから外に行っておいで」と気づかってくれたママ友に、「子どもみてくれなくていいから、いっしょにおしゃべりしてほしい。あんたとしゃべりたいー」って泣きつきましたよ(笑)。
でも、ママ友だって100人も必要なくて、信頼できる人が1人いればいいと私は思っています。100人と浅くつき合うよりも、深くつき合えるママ友が1人いれば、それだけで心強いものです。
気のおけない友だちと、「わかるわかる!」って言い合う時間があるだけで、子どもに向かう気持ちも違ってくるものです。
ママが笑顔でいるために、そして子どもの笑顔ためにも、そんな時間を作っていければいいなと思います。


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