発達障害のある子に対応する、幼稚園・保育園の取り組み

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2018/05/26

出典:すくすく子育て[放送日]2018/05/26[再放送]2018/06/02

子どもたちは、人と関わり合いながら成長します。ですが、発達が気になる子の場合は、集団生活に不安を感じるかもしれません。

今、発達障害のある子のために、さまざまな工夫を行う幼稚園や保育園が増えているので、その取り組みをみてみましょう。

幼稚園や保育園での工夫

例えば、一日のスケジュールを伝えるときは、ことばだけでなく、目でもわかるようにします。発達障害のある子どもは、耳で聞くより、目で見た情報のほうが理解しやすい場合が多いからです。
また、次に何をするのかわからないと不安になる子どももいますが、見通しがつくと安心して次の行動に移ることができます。

さらに、運動会など集団で行う活動を、写真を使って説明する園もあります。
自分の動きが理解しやすくなり、安心して本番を迎えることができるそうです。

発達障害のある子の中には、状況に応じで声のボリュームを調節することが難しい子もいます。
そんな子には、声の大きさをイラストで目に見えるように説明してあげると、少しずつ理解していくそうです。

万が一パニックになったときのために、集団から離れて落ち着けるスペースを確保している園もあります。

コーナー保育

一斉に集団行動をさせることを見直した園もあります。
この幼稚園では、子どもたちが、やりたいことをとことんできる「コーナー保育」に切り替えています。

「コーナー保育」とは、スペースを区切り、それぞれのコーナーで、別々の遊びを自由に行うことです。ブロックのコーナー、お絵描きのコーナーなど、目的ごとに「遊びの空間」が決まっています。

発達障害のある子の中には、たくさんのおもちゃが視界に入ると、目移りして落ち着かなくなる子もいます。遊ぶ場所が決まっていることで、興味のあることに集中でき、他の遊びをする子とトラブルになりにくくなります。納得するまで遊べるので、こだわりが強く行動の切り替えが苦手な子どもでも、その後の気持ちの切り替えが楽になるそうです。

このように配慮が必要な子どものために工夫した結果、どんな子にとっても過ごしやすい環境になったそうです。また、子どもたちに何をして遊ぶのかが任されているので、先生の指示がなくても、自ら考えて動くようになったといいます。


子ども主体で考える

榊原洋一さんアメリカでは「発達障害」ということばはありますが、そのような子どもたちを「特別なニーズのある子(Children with special needs)」と呼んでいます。子どもに主体があるわけです。「発達障害を支援する」だと、大人目線になってしまうので、呼び方を子どもが主体となることばに変えた方がよいと思います。
(榊原洋一さん)


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