相談できる友達を作るにはどうしたらいい?

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2019/01/12

出典:すくすく子育て[放送日]2019/01/12[再放送]2019/01/19

結婚して引っ越してきた土地で、子育てをしています。家族や学生時代の友人は近くにはいません。パパの帰りは遅く、1人で2人の子どもの面倒をみています。お風呂の時間が大変で、長女をお風呂に入れていると、リビングに寝かせた下の子が泣き出して、ぬれた体のままお風呂とリビングを行ったり来たりしています。誰かに頼るのは難しいかもしれませんが、まずは相談できる友達が欲しいと思っています。
(2歳5か月の女の子と4か月の男の子をもつママより)

声をかけてくれる人を大切にする

吉田穂波さん回答:吉田穂波さん

私も友達を作ることが苦手です。はじめての子を育てるとき、夫の都合で知らない土地に移り住んで独りぼっちでした。子育てサークルなどにも参加しましたが、知らない人と共通の話題を探りながら話すことに、少し疲れてしまいました。でも、たった1人だけ、私に声をかけてくれる人がいたんです。その人を大事にして、会ったときは話をするようにしました。「これ探していたよね」など、会話をひとつひとつ紡ぐような感覚でした。
今でも、私の友達は少ないのですが、声をかけてくれる人を大事にして、相談に乗ったり乗られたりしています。

他人との壁を突破すると、自分も相手も気楽になる

吉田穂波さん回答:吉田穂波さん

私たち日本人は“身内”の敷居が高くて狭い傾向があり、ご近所さんやママ友など、他人と打ち解けて話せるまでに時間がかかると思います。友達が作りたいのに、友達ができにくいような行動をしているなど、自分で自分の選択肢を閉ざしていることもあると思いますが、その壁を突破すると自分も相手も気楽になります。

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番組での相談から1か月。ママのその後は?

相談できる友達が欲しいと悩んでいたママは、その後どうなったのでしょうか。
1か月後、その様子を聞いてきました。

ご自宅にうかがうと、今日は子育てサロンのイベントに行く予定で、大切な目的があるといいます。

子育てサロンやスーパーでよく会う方がいて、私としては縁を感じています。今日は、勇気を出して、その方と連絡先の交換ができればいいなと思っています。
(ママ)

子育てサロンに来ると、今日はクリスマス会でした。会場にはたくさんの親子がいましたが、連絡先を交換したい目的の方は、まだ来ていないようです。
その後、クリスマスの飾りを作る時間になり、まわりの人たちは楽しそうに話しながら作りますが、ママは独りぼっちです。

知らない人とのおしゃべりは、やはり苦手というママ。でも、この日は違いました。息子と同じくらいの月齢の赤ちゃんを連れたママに、自分から声をかけてみました。すると、そこから会話が続いていったのです。

知らない人に話しかけることはとても緊張しましたが、優しくしゃべってもらえました。一歩踏み出してよかったです。今回は目的の方と会えませんでしたが、楽しい時間が過ごせました。他の方とも話すことができて、お風呂のアドバイスを聞くこともできました。
(ママ)

お風呂問題を解決

これまで、ぬれた体のままお風呂とリビングを行ったり来たりで大変だったお風呂の時間。
今では、まず「短パン」に着がえて子どもたちを洗います。長女を洗う間は、下の子を脱衣所で待たせるようにもしました。

子どもを洗うときは、私も一緒にお風呂に入らないといけないと思い込んでいました。でも、他のママから「まずは子どもたちを入れる」という方法を教えてもらったんです。服のまま子どもを洗ってあげる発想が全くありませんでした。この方法で、私は後でゆっくりお風呂に入ることができるようになりました。
(ママ)

ママだけではなく、パパも変わりました。いつも帰りが遅かったパパが、できるだけ早く帰ってきてくれるようになったのです。そして、保育園の準備と寝かしつけを担当してくれるようにもなりました。

これまでも悩みを聞いていましたが、今回のことで、改めてママの大変さを感じました。早く帰れる日は、できるだけ早く帰って、僕ができることを積極的に聞くようにしています。
(パパ)

パパもママもお互いへの感謝を忘れず、これからも頑張ってくださいね。



山根良顕のパパ修業
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