きょうだいがいるとき、安全対策はどうすればいい?

クリップ
クリップ

2018/09/15

出典:すくすく子育て[放送日]2018/09/15[再放送]2018/09/22

2歳7か月と2か月、2人のきょうだいを育てていますが、歳の差があるためどう安全対策すればよいか悩んでいます。上の子は家庭用のジャングルジムで遊ぶのが大好きで、電池の入ったおもちゃでも遊びます。でも、それらは下の子にとっては危ないとも思います。ジャングルジムやおもちゃを片付けてしまえばよいのかもしれませんが、あまり上の子を制限するようなことはしたくないと思っています。でも、今後下の子が動き出したとき、このままでは危ないのではないかと心配です。
遊ぶおもちゃも興味も違うきょうだいがいるとき、安全対策はどうすればいいのでしょうか?
(2歳7か月と2か月の男の子をもつママより)

上の子のための場所をつくる

所真里子さん回答:所真里子さん

上の子のおもちゃを下の子が口に入れて事故になることは、実際にとても多く起きています。このような危険がある時期は、長い目でみれば短い間ですので、安全対策をしたほうがよいでしょう。例えば、お部屋の一角に下の子が入れないような場所を作って上の子を遊ばせるのもひとつの方法です。上の子に「お兄ちゃんだけの場所を作ろうね」と声をかけて、一緒に“お兄ちゃんの場所”を作るのもよいでしょう。自分だけの場所ができて、お片付けなどをするうちに、自分のものという意識が強まると思います。親にとっても、上の子のものがどこにあるのか一目でわかり、管理しやすくなると思います。

小さい子が飲み込んでしまって危険なサイズはどれぐらいでしょうか?

喉を塞ぐものは危険。小さくても水分で膨らむものは注意

加部一彦さん回答:加部一彦さん

子どもが飲み込んだときに、空気の通り道である喉を塞いでしまうものは危険です。例えば、ペットボトルのキャップや、500円玉くらいの大きさだと、完全に喉にフタをしてしまいます。それより小さなものでも、よだれなどの水分を含んで膨らむものは要注意です。小さいから安心というわけではありません。

食べ物にも注意

所真里子さん回答:所真里子さん

食べ物にも注意が必要です。ミニトマトやブドウのように、ツルっと口の中に入ってしまうものは危険です。赤ちゃん用のおせんべいも、口の中で水分をたくさん含んでしまうと、喉に詰まらせることがあります。食べるときは、細かくしてあげる、一緒に水分をとる、食べているところを見守ることが大切です。また、慌てて一気に食べると喉に詰まりやすいので、注意しておきましょう。

ペットボトルのキャップなどを口に入れてしまったときは、どうしたらよいでしょう?

慌てず、落ち着いて対応する

所真里子さん回答:所真里子さん

子どもが何かを口に入れていることに気づいたら、びっくりして大きな声を出してしまうかもしれません。ですが、大きな声に驚いた子どもが息を吸ってしまい、口に含んでいたものを吸い込んでしまうと、喉に詰まることがあるので危険です。ですので、慌てないように、「口の中のものを見せてね」と声をかけるなど、落ち着いて対応することが大切です。間違っても、大きい声で「何してるの!」と言わないように注意してください。


家の中の子どもの安全対策は、何から始めればいい?

成長にともない増える危険。どう安全対策すればいい?

お風呂での事故。どう防げばいい?


すくすくポイント

家の中の安全対策のアイデア


PR

×     閉じる