どうしたら補助便座に座れる?
長男(3歳8か月)が補助便座に座れないことが悩みです。その理由は、トイレの穴に落ちてしまいそうで怖いから。「絶対に落ちないから座ってみて」と説明しても、「やだ怖い!」と言います。体を支えてあげてもだめです。怖くてトイレを我慢しておもらしすることもあり困っています。
何度も「おしっこが出そうになったら教えてね」と言って、子どものプレッシャーになっていないかも気になっています。オムツ代も高いし、下の子も生まれたし、年齢的にも進められたらいいですが、どうしたら補助便座に座れるのでしょうか。
(お子さん2人のママ)
座ったとき足がつくことが大事
回答:佐藤裕之さん 保育園などでは幼児用のトイレが使われています。穴のサイズもそうですが、子どもの足がつくことが大事なのです。 その点に配慮してあるトイレなら、おそらく怖がらずに座れると思います。実は大人でも、足がつかないトイレで排尿するのは不安で、できないこともあると思います。
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足がつくようにする。持ち手で体を支えられるようにする
回答:佐藤裕之さん 補助便座は、なんらかのかたちで足がつくようにしましょう。お子さんのように怖がる場合は、持ち手があると自分で体を支えられます。親に支えられるのは、人に任せていることになるので、自分で支えるのとは違います。
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りんたろー。さん(MC) 持ち手と足がつくと、安定感が違いますよね。
ママ 実は、取材のあと持ち手のあるタイプにしたら座れるようになりました。あとは排尿するだけです。足はついていないかもしれません。
足をつけられると排尿しやすくなる
回答:佐藤裕之さん 足をつけられると、もっと楽に排尿しやすくなりますよ。括約筋を緩めることにもつながります。安定感・安心感とともに、排尿しやすさにもつながると思います。
トイレの準備 「声かけ」の悩み
「おしっこが出そうになったら教えてね」と伝えても、「おしっこ」と言われたときにはすでに遅いこともあります。そのため、おしっこが出そうな表情やしぐさがあると、私から「おしっこ、出そう?」と聞いてしまいます。それがプレッシャーになるのか、子どもに「もう言わない」と言われてしまいました。どのような声かけがいいでしょうか。
(お子さん2人のママ)
(お子さん2人のママ)
「トイレに行ってみたら?」ぐらいでいい。失敗しても叱らない
回答:佐藤裕之さん 声かけはなかなか難しいです。親の思いが乗ってしまうと、どうしても強くなってしまいます。子どもが自立してきている時期であれば、声かけは「トイレに行ってみたら?」ぐらいでいいと思います。その結果として漏れても叱らないで、しょうがないと考えて、「また頑張ってみようね」と伝えたらいいと思います。
「この先トイレがないからしなさい!」はプレッシャーに
回答:佐藤裕之さん 「この先トイレがないから、行っておいたほうがいいよ」と言うぐらいまでは、大丈夫だと思います。「この先トイレないから、“しなさい!”」では、プレッシャーになってしまうと思います。![]()
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