保育士さんに聞く「ひとりでできる」を応援する工夫とNGワード[PR] PR

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子どもが「自分でやってみたい!」のサインを出したとき、大人はどんなサポートをすればよいのでしょうか?

「ひとりでやりたい」真っ盛りの子どもたちを日々サポートする、現役の保育士さんにアドバイスをいただきました。《食事》《着替え》《片づけ》の生活シーン別にサポートのポイントをご紹介します。NGワードを言い換えるコツもチェックしましょう。


日ごろの保育からたくさんのヒントをくださった
東京家政大学 ナースリールームの工藤佳代子先生(左)と塚原恵先生(右)

最短を求めず、まわり道の過程をサポート

外であそぶのが大好きな0歳の園児が、ジャンパーを持ってきて、いっしょうけんめい頭にかけて自分で着ようとすることがあります。
「0歳の子が、できないでしょう」と思いますか?
たしかに、大人が思い描く“正しい着かた”にはならないかもしれません。でも子どもは、外で楽しいことをしたい気持ちと、自分でジャンパーを着たい気持ちが結びつき、どうすればジャンパーを着られるのか考えながら、自分でやろうと頑張っています。

大人は目的に対して、“最短”での道筋を考えがちですが、子どもの「やってみたい!」サインに気づいたときは、まわり道に付き添い、その過程をサポートすることを考えましょう。

食事、着替え、片づけのサポート方法

では、具体的にどのようなサポートを心がければよいのか、一緒に考えていきましょう。


《食事》イス・机、お皿を見直す
一緒に楽しむことが大切


ひとりで食べるステップとしてはまず、手づかみ食べからスタートし、スプーン(グーの手で上から持つ)→スプーン(鉛筆のように下から持つ)→箸とステップを踏みます。指先の使い方や力加減、子どもの意欲などをみながら、食具(スプーン、フォーク、箸など)を用意していくとよいでしょう。
そして、以下のポイントにも気を配ってみましょう。

① 食事をするイスと机は子どもの体にあったものに
② お皿はある程度重みがあり、安定感のあるものに(軽すぎると机の上で滑ってしまうので食べにくい)
③ 一緒に食卓を囲む


「一緒に食卓を囲む」は、実は見落としがちなポイントでもあります。
子どもがひとりで食べてくれていると、つい、その間に家事などをしたくなってしまいますよね。でも、お父さんやお母さんと一緒に楽しく食べる経験は、子どもにとってとても大切です。できるだけ側につき、「モグモグおいしいね」など会話を楽しんだり、手の届かないところのお皿を寄せてあげる、すくいにくいご飯をあつめてあげるなど、サポートしてあげてください。

持ち手のついたお盆が便利

また、大人のまねをして食事の支度や片付けにも興味がわきます。
自分のことを自分でやっていく経験は大切ですね。そこで、私たちの園では子ども用のお盆で、お皿を運んでもらっています。

大きすぎず、持ち手がついているものが、運びやすいのでおすすめです。
子どもたちに「これはこぼれやすいからね」と言うと、とても真剣な表情で、そ〜っと運んでくれます。自分でやってみることで、「おみそしるを運ぶとゆらゆら揺れるな」と気づき、「そ〜っと運ばないとこぼれちゃうな」と考えたり、加減を経験することにもなります。
また、食事や食器を運ぶことを通して、作ってくれた人への感謝の気持ちを感じることも、大切にしていきたいと思っています。


《着替え》着脱しやすいのは柔らかい素材の服や靴

ひとりで着替えやすいお洋服・靴選びは、以下を参考にしてみてください。

① 伸縮性のある柔らかめの素材
② サイズが合っている
③ 自分で着替えたがるようになったり、トイレに行くようになったら、肌着などはロンパース型ではなく上下分離型
④ 靴はテープタイプのようなものがはきやすい

肌への優しさはもちろんですが、着脱の視点でも素材は大きなポイントです。ごわごわしていたり、伸縮性のないものは靴も服も着脱しづらいので、なるべく避けるとよいですね。

うまく手足が出てこないときには、裾や袖の端っこをもってのぞきながら、「こっちのトンネルから出てくるかな〜?」など、楽しく声をかけます。
ジャンパーのチャックと格闘する子も多いのですが、そんなときは最初にチャックを揃えるところだけサポートしてあげるなど、ちょっとしたきっかけを作ってあげるのもよいでしょう。

×NGワード「まちがっているから、やり直してあげる」

靴が左右反対、ズボンの片穴に両足が入ってしまった・・・
そんなときでも、「まちがっている」と否定せず、自分でやったことを認めてあげるのが大切です。「すこしきついかな?」「転んじゃわないかな?」など子どもに考えてもらいながら直していきましょう。


《片づけ》イラストでおもちゃの場所を表示


私たちの園では、子どもたちがわかりやすいように、おもちゃがしまってある場所をイラストで表示しています。

カゴや引き出しに、収納するおもちゃのイラストを貼っておくだけなので、とても簡単でおすすめです。

片づけと聞いて、「子どもが自分でやりたがるなら苦労しないわ」と思った人もいるかもしれません。確かに、食事や着替えに比べて、自分から進んで片づけたがる子は多くないでしょう。大好きなおもちゃをたくさん出して、気が済むまで遊んでいたいと思うことも時にはありますね。
ただ、片づけをしたがらない理由は、“片づけ”の本来の目的が子どもに伝わっていないことにもあるのかもしれません。

×NGワード「片づけないと、おやつが食べられないよ」

子どもがおもちゃを散らかしたとき、こんな声かけをしていませんか?
このように片づけを促すと、子どもにとって片づけは、おやつを食べるためにすること、おもちゃを買ってもらえなくなるからすること、お母さんに叱られないようにすること、といった認識になってしまうこともあります。

片づけは本来、自分の大事なものをなくさないように、踏んでしまって壊さないようになど、ものを大切に扱うことや、部屋をきれいにすると気持ちいいという実感のために行うものです。

「片づけなさい」ではなく「すっきりしよう!」

おもちゃを片づけるときは、「宅急便で引き出しの中に届けてきてください」「お人形さんをベッドに寝かせてきてあげてね」など、遊びながら楽しくできるように心がけています。
大人と一緒に大事なものを元のところへ戻していく経験を積み重ねながら、「すっきりして気持ちいいね」など、きれいな空間の心地よさも味わっていければと思っています。


小さな子どもは決して、何もできない存在ではありません。「自分でやりたい!」という気持ちにあふれ、やってみる過程でさまざまなことを考え、感じています。

その子が何を思い、何を考えてそのようにやったのか。
“できる or できない” で評価するのではなく、過程に寄り添ってあげることこそ「ひとりでできる」の、いちばんの応援になるのです。
 
 
*この記事は、花王株式会社のスポンサードにより作成・掲載されています。

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