どうすれば走り回らなくなる?

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2014/12/06

出典:すくすく子育て[放送日]2014/12/06[再放送]2014/12/12

2歳10か月の子どもを持つママです。わが子は元気がありすぎて、スーパーから病院まで、場所を問わず走り回ってしまいます。普段は、ひとりで2人をつれて出かけなければならず、しかも下の子を抱っこして荷物も持った状態なので、上の子を追いかけて注意することがなかなかできません。どうすれば走り回らなくなるのでしょうか?

子どもの本当の気持ちを探り、その場に合わせた対応を

回答:
■祖父母の「子育てのチエ」

<スーパーなどのお店の場合>
入店する前に、「走らないようにしようね」「一緒にお買い物しようね」と声をかけて約束をする。約束を守ることができたら、ほめてあげる。

<病院などの静かにしなければならない場所の場合>
事前に、お絵かき道具など子どもが静かに遊べるものを準備する。ちゃんと静かにしていられたら、最後にほめてあげる。

<きょうだいがいる子どもの場合>
上の子は「下の子よりも自分にもっと注目してほしい・構ってほしい」と感じて、わざと走り回ってママの注意を引こうとすることがある。そのような場合は、なるべく上の子を中心に考えてみては?そうすることで、上の子のさびしい気持ちも満たされ行動も落ち着いていく。そうするうちに下の子にも優しく接してくれるようになる。

<子どもが2歳ぐらいの場合>
子どもは2歳ぐらいになると、親の言うことがだんだん理解できるようになってくるので、「走ったらいけない場所」と「走っても良い場所」の違いを教えてあげる。


■専門家の回答:汐見 稔幸さん

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子どもの表面的な行動の裏には、本当の気持ちが隠れています。その気持ちを探り、満たしてあげましょう。例えば、「走り回る」「投げる」などの活発な行動の裏には、「自分に注目してほしい」という気持ちが隠れていることがあります。こうした気持ちに気付き、理解してあげることも必要です。
買い物の時、「カートを子どもに押させる」など、ママのお手伝いをさせて、役目をもたせるのも良いですよ。
また、少しでもママの言うことを聞いてくれたら、必ずほめてあげましょう。子どもに限らず、人は自分の行動をほめられるとやる気が出るものです。


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