子どもと絵や音楽を楽しむ方法は?

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2015/09/12

出典:すくすく子育て[放送日]2015/09/12[再放送]2015/09/18

子どもの感性を育てるためにも、子どもとお絵かきを楽しみたいと思っています。
しかし、子どもがお絵かきに興味がなく、私自身は絵が苦手です。
このような状況でも、絵や音楽を楽しむ方法はあるのでしょうか?
(1歳9か月の子を持つママより)

子どもが創作しやすい環境を作る、子どもの興味に応じたサポートをする

回答:齋藤 紘良さん(しぜんの国保育園 園長)
子どもには、まず「体験」があって、「これは何だろう?」という思いが生まれます。その瞬間に「この思いを外に出してみたい」という欲求が生まれてくるのだと思います。
子どもの小さな変化に気づくことが、大人の仕事だと考えています。

■絵や音楽を楽しむための保育園の取り組み

芸術活動を大切にしている、しぜんの国保育園では、下記のような取り組みがなされています。
この保育園では、創作しやすい環境を作ること、子どもの興味に応じたサポートをすることを大切にしています。

<1歳クラスの遊び>
まずは、魚のおもちゃを躍るように動かして、子どもと遊びます。
そのあとで、「海に見立てた大きな紙」の上で、歌に合わせながら、「魚に見立てたクレヨン」を動かして遊びます。
自分でクレヨンを動かしたり、たたきつけたりすると、クレヨンの跡が残ることを、子どもたちが感じることが大切です。
遊びを中心にして考えているため、描くことにつながる動きを楽しんでいます。

<創作スペースの設置>
この園には、創作スペースがあり、子どもが作りたいときに作れるように、道具や素材を決まった場所に置き、好きなときに使えるようにしています。また、子どもが納得いくまで作れるように、制作段階のものを置いておけるスペースを用意しています。

■子どもの制作物の例

<ギター>
制作期間1か月ほど。実物のギターと見比べながら制作しています。

<お面>
園に通っている子が、お面が好きだということを知った先生は、その子の興味や発想を広げるために、園の壁にさまざまなお面の写真等を貼り付けました。その結果、お面づくりが園内で流行し、ダンボールで作る簡易的なお面から、張り子で作る本格的なものにまで発展しました。

榊原洋一さん回答:榊原 洋一さん
日本の幼児教育の基本は、遊びを通じて子どもを育てることです。
子どもにとって、遊びは楽しいもので、関心が持てるため、どんどんのめりこむようになります。
子どもの感性を育てるためにも、子どもが楽しめること、好きになることが大切です。
親がいいと思っていても、子ども自身が楽しめていなかったら、あまり意味がありません。
子どもが楽しむためにも、さまざまなものを見せてあげて、どのようなものが好きなのかを知ってあげるといいですよ。
今川恭子さん回答:今川 恭子さん
子どもの興味関心に合わせてさりげなくサポートすることが大切です。
しぜんの国保育園の取り組みの例では、子どもの興味がお面に向いているなと感じた先生が、お面の写真を用意して壁に貼っていました。
子どもが興味を持ったものを“さりげなく”周りに置くことで、それを見た子どもが「あんなかっこいいお面を作ってみたい」という憧れを持つようになり、作ってみたいという創作意欲につながったのだと思います。
子どもの感性を育てるためにも、大人が「かっこいい」「素敵だな」というような感性を枯らさないことも大切だと思います。


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