大学卒業までにかかる費用はどのくらい?

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2016/05/21

出典:すくすく子育て[放送日]2016/05/21[再放送]2016/05/27

将来的に娘を大学まで通わせたいと考えているため、いまできるところから節約をし、貯蓄しています。しかし、いくら貯めておけばいいのか分からず、ただ貯蓄している状況です。公立の学校に通わせた場合と、私立に通わせた場合で、それぞれどのくらいの費用がかかるか知りたいです。
(5か月の女の子をもつママより)

高校と大学は私立の可能性も考えて貯蓄

内藤 眞弓(ファイナンシャルプランナー)回答:内藤 眞弓さん

中学校までは、公立の学校に通うことを希望する人が多いです。ですが、高校からは公立を希望していても、希望通りにいかないということもあるため、私立の学校に通うということを予測しておく必要があります。そのため、「高校と大学は、私立の学校に通う」という可能性も考えて貯蓄すると、後々慌てることもないと思います。

■幼稚園から高校まで公立の学校に通わせた場合と、私立に通わせた場合
公立と私立では、約3倍の違いがあります。
幼稚園から高校まで公立:約527万円 幼稚園から高校まで私立:約1,771万円 ※教育費の他、給食費や学校の課外活動費(塾など)も含む (文部科学省「平成26年度子どもの学習費調査」より試算)
■大学に通わせる場合
国立大学:約243万円 私立大学:約371万円 ※入学金、4年間の学費含む (文部科学省「平成22年度国立大学の授業料、入学料および検定料の調査結果について」 「私立大学等の平成24年度入学者に係る学生納付金など調査結果について」より試算)

奨学金など利用できる制度はなるべく利用する

汐見 稔幸(白梅学園大学学長 教育学)回答:汐見 稔幸さん

大学と短大を合わせると、6割近い人たち、専門学校を合わせると75%ほどの人たちが高等教育に進んでいるという状況です。そのため、そのあたりまでは親が面倒を見るという形が多いようですが、家庭ごとの事情に合わせて、子どもと話し合うことも必要です。

また現在、奨学金の制度をより充実させていこうと様々な施策が考えられています。そうした情報を集めて奨学金を最大限に利用するといいと思いますよ。

日本の教育にかかる費用は、先進国の中でも高いと言われています。国際人権規約では、高等教育の無償化と機会均等を求めており、先進国の多くが現在、高校の授業料が無償となっています。
今後日本も同様に普及する可能性はありますが、現状すぐに授業料を下げることは難しいと思います。しかし、徐々にではありますが、「すべて親が学費を負担しなければいけない」という考えは少しずつ減っていくと思います。

いい教育を受けさせてあげたいと思うのは親の愛情ですが、それを利用して、どう生きていくかを決めるのは子どもです。教育費に関しては、注げばそれだけ子どもから見返りが帰ってくるというものではありません。親は、お金をかけたことに見返りを求めないということも重要です。


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