子連れ家族への社会のサポートは、世界と日本でどう違う?

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2018/06/23

出典:すくすく子育て[放送日]2018/06/23[再放送]2018/06/30

子連れ家族へのサポートについて、世界と日本ではどのような違いがあるのでしょうか。
外国出身のみなさんに聞いてみました。

カナダ出身のパパと日本出身のママのご夫婦(カナダ在住)
ママ カナダでは、社会も人も子育て世帯にとても寛容で、協力や配慮を日常生活のちょっとしたところで感じることができます。例えば、バスには、イスを畳んでベビーカーをそのまま乗せることができるスペースがあります。その席を快く譲ってくれるのは当たり前のことで、ラッシュ時でも同じです。譲ってくれない場合も、周りの乗客が「ベビーカーがいますよ」と声をかけてくれます。町全体が親戚のような感じです。
アメリカ出身のパパと日本出身のママのご夫婦
パパ 私の出身のニューヨーク市では、みなさん子連れ家族を気にかけてくれますが、席を譲ってくれるかどうかは地域によります。市の中心部やクイーンズ地区北部なら「ここに座って」と言ってもらえます。
フィンランド出身のパパと日本出身のママのご夫婦
パパ 子連れ家族は、いろいろな部分で助けてもらえます。ベビーカーでバスに乗るときは親も子も無料です。東京の電車では、赤ちゃんを抱いていても優先席を譲ってもらえないこともあり驚きました。
ママ フィンランドでは、産まれる少し前に「アイティウスパッカウス」というダンボールに入った育児グッズを各家庭に届けるシステムがあります(※1)。
※1 フィンランド社会保険庁が支給しています。育児グッズおよそ50点が入ったパッケージが、妊婦健診を受けたすべての妊婦さんにプレゼントされます。育児グッズか現金支給かを選択できます。
中国出身のパパとママのご夫婦
ママ 地域のみなさんは子連れ家族に親切で優しいです。席を譲ってくれるなど、いろいろなことで助けてくれます。

支援を見える形にするのはいい制度

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

日本でも、地域から出産育児一時金などが支給されます。フィンランドの育児グッズの支給は、支援を見える形で行っているので、とてもいい制度だと思います。

これらの違いは、国民性の差でしょうか?

都市部と地方の違いもある

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

都市部では「声をかけないほうがお互いのため」という個人主義の考えもあって、気遣う気持ちはあるけど、声には出さないところがあると思います。日本でも、昔から地方では、みんなが話しかけてくれたり、子どもがいると声をかけてくれたりするような文化がありました。その差が表れていると思います。


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