上の子にイライラ、どうすればいい?

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2019/01/19

出典:すくすく子育て[放送日]2019/01/19[再放送]2019/01/26

子どもたちをお風呂に入れるとき、下の子を先に入れています。でも、上の子の順番になっても「もう入りたくない!」と言われることがあります。そうなると、上の子にイライラして、つい厳しい口調で怒ってしまうので、どうにかできないか悩んでいます。

下の子が生まれて、上の子にイライラしてしまうことが多くなりました。例えば、下の子のおむつ替えをしているときに限って、上の子がお茶をこぼしたり、「ママ遊ぼう」と言ってきたりするので、「ちょっと待って!」と声を荒げてしまいます。そのたびに反省して、どうしたらいいのか悩んでいます。

上の子にイライラしてしまう傾向がある

小島康生さん回答:小島康生さん

親は上の子にいろいろな期待を持っていると思います。1人目の子どもであればなおさらです。また、下の子が小さいうちは手がかかるので、上の子に「1人でやってほしい」「親が大変なことをわかってほしい」という気持ちになり、実際に声に出してしまいがちです。
次のグラフは、親が子どもの自主・自立に関係した「いらだち」を感じた度合を調べたものです。



私もこの結果に驚きましたが、第1子の子どもへのイライラ度合が高いことがわかります。



こちらのグラフは、第1子と第2子で、それぞれ同じ年齢のときに「世話の必要がないと感じたか」を調査した結果です。第2子の方が、世話の必要がないと感じるケースが多かったのです。親の感覚による部分もありますが、下の子が上の子の様子を観察学習して自分でやれるようになる面もあると思います。そして、上の子のときは「ちゃんとできるかな」といった視点でみてしまうため、できない部分が目に付いてしまう傾向もあると思います。

上の子と2人だけでお出かけする

大豆生田啓友さん回答:大豆生田啓友さん

親は、上の子を「上の子だから」という意識で見てしまいがちです。ですので、そのような意識を持たなくていい機会を意図的に作ってみましょう。例えば、下の子を家族に預けて、上の子と2人だけでお出かけしてみる。2人だけで過ごせば、「上の子だから」という意識から解放されて、ふだんとは違った子どものよさが見えることもあると思います。


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