「すくすく子育て」MC水内猛さん、くわばたりえさんが印象に残った専門家の言葉

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2016/03/26

出典:すくすく子育て[放送日]2016/03/26[再放送]2016/04/01

「すくすく子育て」のMCを卒業する、水内猛さん、くわばたりえさんが印象に残った専門家からの言葉をご紹介します。

子どものけんか対処法 2012年4月21日放送

男の子2人兄弟。いつも兄ばかり叱ってしまうママに対しての専門家のアドバイス
「兄がいる3歳と弟がいる3歳で、あつかいがまるで違うのは理不尽」(井桁 容子さん)

 

くわばたりえさん
この当時、私には1人しか子どもがいなかったんです。でも、将来的には、子どもに兄弟を作ってあげたいなと思っていたので、兄弟げんかのときに悩むだろうなと思って、真剣に先生の話を聞いてたんです。
でも、あのとき、最初は先生の言われていることが全く納得できなかったんですよ。だって先生は、「お兄ちゃんの遊ぶ場所を確保しておいた方がいい」って言われたんですよ。「せっかく兄弟がいるのに、なんでバラバラで遊ばせないといけないんですか?」って思ったんですよ。「兄弟の意味ないじゃない。」って。そう思っていたら、先生があの言葉を言われて…。
やっぱり、「お兄ちゃんの遊ぶ世界」っていうのは、「なるほどな。」という感じですね。

先生はあのとき「自分がジグソーパズルで遊んでいるのに、急に崩されたら嫌じゃない?あなたたちも。」って言われてたんですよ。確かにお兄ちゃんは、弟にパズルを崩されているのに、お母さんに「崩されたくらいで怒ったらダメでしょう!」と言われているようなものですよね。
水内猛さん
ウチも兄弟で一緒に遊びながら、だんだん上の子がイライラしてきちゃうんだよね。下の子が言うことを聞かないから。
くわばたりえさん
一応、上の子は、最初の方は少し我慢しているんですよね。でも、全然言うことを聞かないから、最後に力でいってしまうという。
水内猛さん
うちね、上の子が下の子に対して「嫌いだ」ってよく言うんですよ、今。だからVTRを見て、「どうしたらいいかな」って今更思ってきてます。(笑)
くわばたりえさん
もう1年司会しなきゃいけないですね。(笑)
水内猛さん
そうですね、先生に聞き返さなきゃいけないですね。(笑)
くわばたりえさん
ほんとに。(笑)
でも4年司会をやっていても難しいというか新たな問題が出てくるんですよね。

育児疲れ 2015年5月9日放送

育児に対して「楽しい」より、「つらい」、「疲れた」と感じてしまうママに対しての専門家のアドバイス
「まわりが気付いて声をかけることが大切」 (倉石 哲也さん)
「『お母さんなのだから、がんばりなさい』ではなく、『よくやっているね』と見守る」 (大日向 雅美さん)

 
 

水内猛さん
これは本当に僕にとっても印象的な回でもありました。
くわばたりえさん
私も1人目の子どもの育児のときが、1番育児疲れというか…。もう何もかも分からないことなんですよね。それで育児書を読んでも、本の内容の通りに何1つ上手くいかないし。
泣きたいけれど、私は自分が子どもほしいって思って、子どもを産んでいるのに、「私は泣いている」って人に言えないんですよね。「お前が子ども欲しくて生んだくせに、何がつらいんだ」って言われると思って言えないって…。その結果、どんどん自分の中にストレスが溜まっていく。それで、周りのママはキラキラして見える…。
水内猛さん
もうわかんなくなっちゃうんでしょ? 「どよーんとしちゃう」って先生も言われていたけど。
くわばたりえさん
だって、自分の子どもがうまれる前に新生児の赤ちゃんって抱っこしたことあります?
水内猛さん
ないです。
くわばたりえさん
お座りができたり、ちょこちょこ歩いている子は抱っこしたことはあっても、おむつ替えを初めてしたのは自分の子でしたから、自分の子どもが夜寝られないっていうことも初めて知ったんですよ。
水内猛さん
それはパパ側も一緒ですよね。初めてなので。
くわばたりえさん
そうですよね。私も独身のとき、育児なんて楽しいだけだと思っていました。

※この放送回の詳しい内容はこちら

イヤイヤ期・反抗期 2012年8月18日放送

イヤイヤ期の子どもが言うことを聞かないときに、「『勝手にして』と子どもを放っておくことは大丈夫?」という質問に対しての専門家のアドバイス
「子どもと少し距離を置くことは、良いことだと思います。結果的にママのイライラした気持ちが、少しでも収まって、切り替えられるのならば、そのあと子どもに優しく接することができると思います。」 (大豆生田 啓友さん)

 
 

水内猛さん
くわばたさん、泣いていましたね。(笑)
くわばたりえさん
これは、私が初めて泣いたときですね。「何回泣いたんだ」って感じですけど。(笑)
ほんとにずっと「イヤイヤ」って、子どもが言うんですよ。何をしても「イヤ」。何かしようとしても、「イヤ」。叱っても、靴下も靴も履かないので、羽交い絞めにして履かせて、「行くでー!」って、言うんです。だけど、羽交い絞めにしているから、子どもはギャーギャー泣くし、一歩も動かないのを抱き上げて保育園に連れて行くこともありました。
家の中に子どもと2人でいても、とにかく「イヤ」って、言っているんです。子どもが、「イヤ」って言っているときは、「放っておいてもいいんですか?」って、先生に聞いたときに、「『それはこういうふうにしたらいいんですよ』って教えてくれるんだろうな」と思っていたら、「放っておいてもいいんですよ」って。そう先生が言われた瞬間に涙がもう止まらなくなって…。
なんか、私がやっていることを、まったく否定されなかったというか、「別にいいんだ」と思えたら一気に気持ちが楽になって、「お母さんはちゃんとしなきゃダメでしょ」って全部自分で決めつけていたのを、「大丈夫」と言っていただけたので、ほっとしましたね。
水内猛さん
大豆生田先生が言われていたことで、「『家でいい子で外で悪い子』と、『家で悪い子で外でいい子』なら、どっちがいいですか?」ってときに、「あ、家でわがまま言っている方がいいんだな」って聞いて、ほんとに救われた。それはイヤイヤ期もそうですし、反抗期もとかもあるのかなって。
くわばたりえさん
そうですね。子どもが「イヤイヤ」って言えている環境を作れているってことなんですよね。親に、「イヤイヤ言うな!」って言われて、子どもに「イヤイヤ」言うのを我慢させているから、外で発散させているってことなんですものね。今の話だと。

※この放送回の詳しい内容はこちら

すくすく子育ての司会をして、親として成長できました

くわばたりえさん
1人目の子どものイヤイヤ期は、怒鳴っていましたね。イヤイヤ期のときは、どれだけ叱っても子どもは「イヤ」って言うんですよ。
今、2人目の子がイヤイヤ期の最中なんですけど、土砂降りの雨の日でも「レインコート着ない!」って言うときもあるんですよ。私も「風邪ひくから」って言うんですけど、「着ない!」って言って聞かないので、「じゃあ、濡れなさい」って言います。それで1分くらいびしょびしょになってから、「ママ、レインコート!」って言うので、そしたら「じゃあ、着ましょう」ってレインコートを着せるんです。子どもが自分から「着る」って言わないと、余計に時間がかかるんですよね。
無理やり着せたって進まないので、それならYESマン。もう「あなたの言うとおりに私はします!」という風にしたら、イライラしなくなったし。
でも2人目のイヤイヤ期は、イライラするときはあるんですけど、それでも自分にこんなにも余裕ができたんだっていうときはありましたね。
水内猛さん
僕もね、ありました。そういうの。やっぱりね、2人目のときは自分にすごく余裕があった。子どもがイヤイヤ言っていても、「もう、しょうがないんだな」って思って見ているんです。そうすると、うちのママに、「大丈夫?これでいいの?すくすく子育てでなんて言われているの?」って。(笑)
「うん、大丈夫だよー。」って言うと、「勉強しているんでしょ?」って言われるんです。何で怒られているんだろうって。(笑)
くわばたりえさん
家で怒られているんですか?(笑)
水内猛さん
まぁ…でも、どこかで余裕を持てれば、家の中での雰囲気も落ち着くし。2人目っていうのは、何かにおいても余裕が出てくるのかなと思います。
3人目なんかこれからじゃないですか。
くわばたりえさん
そうなんですよ…もうほったらかしちゃおうかなっていうくらいで。(笑)
1人目あんなに集中していたのに、だんだんいい意味で肩の力が抜けてきたなと思います。
水内猛さん
すくすく子育ての司会をして、僕たちも親として成長できましたよね。
くわばたりえさん
成長できたと思います。始めは泣いてばかりのことも多かったので。ただ、私はイヤイヤ期だったり、トイレトレーニングだったり、離乳食とか色々悩んできて、この番組の中でやらせていただきましたけど、その中で、「なるほどな」と思ったのは、子どもに言われて気付いたんですけど、「すくすく子育て」っていう番組のことを、「くすくす子育て」って、ずっと呼んでいるんですよ、うちの子どもが。言えなくて。
水内猛さん
うちも言っていました。「くすくす子育て」って。
くわばたりえさん
でも、「くすくす子育て」だなって思ったんですよ。くすくすと笑える余裕を持って子育てをするって、もしかしたらこれが一番大切なことなんじゃないかなって思ったんですよ。1日でも早くトイレトレーニングを終わらせることにピリピリするんじゃなくて、全然できないってことをちょっと、「くすっ」と笑える余裕を持つことが、子育てする上で一番大切なのかなって。それを1人じゃなく、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、地域の方、みんなでくすくすと子育てができたらなと思います。

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