もしかして発達障害?

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2018/05/26

出典:すくすく子育て[放送日]2018/05/26[再放送]2018/06/02

声が大きい、落ち着きが無い、かんしゃくがひどいなど、育てにくさを感じています。ひどいイヤイヤ期だと思ってやり過ごしていますが、もしかしたら発達障害ではと心配しています。
(2歳5か月の女の子をもつママより)

発達障害とは?

発達障害は、脳の働き方が他の人と少し異なっているために起きるといわれています。
ある特定の分野だけが極端に苦手など、まわりからはわかりにくい障害です。

発達障害の3つのタイプ

発達障害には、3つのタイプがあります。
これらのタイプは、互いに合併して起きることもあります。

<自閉スペクトラム症>

ことばの遅れ、コミュニケーションが苦手、特定のものへの強いこだわりなどが特徴です。

<ADHD(注意欠如・多動症)>

注意力が散漫、落ち着きがない、衝動的といった特徴があります。

<学習障害>

読み・書き・計算など、主に3つの学習に関して極端な困難があります。

発達障害の診断

発達障害は、脳波や血液検査などでは診断ができないため、どこからが発達障害という明確な境界線はありません。
社会性や人間関係にあらわれる障害のため、乳幼児の場合は診断に時間がかかります。


困難な状況につけられた名前

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

子どもの発達には大きな個人差があり、個性があります。そのため、なかなか判断が難しい部分があります。個人差の中で、特に困難な状態につけられた名前が発達障害なのです。
親がいちばん心配するのは、「これまでのしつけが間違っていたのでは」といったことですが、発達障害としつけは関係がありません。

発達障害の有無に関わらず、子育ての基本は同じ

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

子どもが急に走り出していなくなってしまうなど、対応に悩むような行動をしているとき、それが気質なのか、個人差なのか、発達障害なのか考えることがあると思います。ですが、ご家庭での子育ては状況に応じて考えていくので、いずれであっても大きな差はないのです。例えば、子どもが急にいなくなったのには、理由があるかもしれません。見守るような気持ちで、ふだんのしつけをしていくことが基本だと思います。


発達が遅れていると思ったとき、相談できるところは?


発達障害のある子に対応する、幼稚園・保育園の取り組み

発達障害のある子の就学と小学校


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