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すくコム x ことばの杜 読み聞かせの時間
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ことばの杜セレクション
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<08/11/28更新>
●もりのなか
〔文・絵〕マリー・ホール・エッツ 〔訳〕まさきるりこ 〔出版社〕福音館書店
小さな男の子の〈ぼく〉が、もりへ散歩に出かけると、ライオンやゾウをはじめ、い ろいろな動物たちが、つぎつぎに行列に加わってきて、みんなで楽しく遊ぶというス トーリーは、とてもシンプルで、2、3才の子どもでも、何回か読んであげたら一字 一句すっかりおぼえてしまうくらいです。
お話は、白い余白を生かした黒一色の絵で語られます。男の子は、実際には姿の見え ない動物たちと、空想の世界で〈行列ごっこ〉や〈かくれんぼ〉をしているのです。
カラフルな絵本が多い中で、『もりのなか』は、一見、地味ですが、この白黒の絵 が、男の子の空想ものがたりを、かえって、くっきりと語ってくれるようです。子ど もたちに人気のあるロングセラーです。(なにしろ、アメリカで出版されたのは、私 の生まれた年ですから!)
自分を大事に思ってくれる、大好きな人の声を聞きながら、目のまえにある画面の世 界に入っていく−−子どもにとって最高にしあわせな時間ですね。もちろんおとなに とっても・・・。
〔紹介 広瀬修子〕
<08/11/21更新>
●でこちゃん
〔文・絵〕つちだのぶこ 〔出版社〕PHP研究所
美容院から帰ってくると、母はいつも決まって、不機嫌でした。そして、いつも決まってこう、言いました。「こんな風にさせられてしまって、、、、」。確かにチリチリにパーマをかけられて、「わざわざ火事現場を通って帰ってきたのか」と思われる母がそこにいました。でこちゃんに限らず、女の人にとって、美容院は鬼門です。
〔紹介 松平定知〕
<08/11/07更新>
●タンゲくん
〔文・絵〕片山 健 〔出版社〕福音館書店
いつも降りる私鉄沿線の駅から、自宅とは反対の方向の商店街を散歩しました。あんまりいいお天気なので、町はずれまで歩いていくと、路地にひっそりと立つ絵本屋さんがありました。ほんの小さな店なのに、なにかしら侮れないオーラを発しています。思わず引き込まれ、入った所で目に飛び込んだのがこの本、「タンゲくん」です。怪我して片目になったネコ、タンゲくんの迫力といったら・・・。すぐに衝動買いしてしまいました。 ひらがなとカタカナだけで綴られた小学生の絵日記のような文章。そこに描かれる絵は、どこかレトロな懐かしさを感じさせるもの。眺める度に新しい発見ができる絵で、細部が楽しいのです。例えば電柱に貼り付けられた看板は、どこかの「肛門科」の宣伝だったり・・・。何よりも主人公・タンゲくん。いかにも悪そうな、だけどとっても存在感のあるどら猫は、生命力が溢れていて、絵本から 飛び出してきそうです。片山健さんは、よほどネコがお好きで、本当にネコのことをよくご存知の方なのでしょう。衝動買いは後悔することが多いのですが、この本は、繰り返し開いて、そのたびに楽しい気分にさせてもらい、ホント、買って良かったと思っています。
〔紹介 山根基世〕
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