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今回のテーマは「子どもに伝える読み聞かせ」。はじめに、講座の監修を務められた千葉大学教育学部准教授の藤川大祐先生よりご挨拶をいただき、「講師である広瀬さんの子育て経験や、絵本との出会いなどのお話をうかがいながら、絵本の中の言葉がもつ伝える力、親が子どもに読み聞かせることの意味について考えていきましょう」と講座の説明がありました。
続いて広瀬さんから、会場皆さんに、『子育てを後から思うと、生まれてから数年の、手がかかって大変な時が、実は一番思い出に残るもの。この時期に親が読み聞かせをすることで、子どもの心に親のぬくもりの記憶を残すことがとても大切だと思います。 読み聞かせは、本の中の作家が選びぬいた宝物のような言葉にのせて、親が子に思いを伝えることができるすばらしい時間です。本の中身を伝えるということと同時に、親の心も伝えられるからこそ、絵本を読んであげるということが親子の関係をつくる上で大切なことではないでしょうか』と、ご自身の子育てを振り返りながら、温かいメッセージをいただきました。
今回、広瀬さんが選んだ絵本は「もりのなか」です。 ぼくという主人公がぼうしをかぶり、らっぱをもって、森のなかに散歩にでかけ、次々と動物が増えて行列になっていきます。主人公の目線で描かれたこの絵本は、見ている子ども達を連れていってくれます。広瀬さんの静かな声が本の言葉を拾いはじめると、たちまち大人も子供も、物語の世界にすーっとひき込まれ、白黒の素朴なタッチの絵本ですが、子ども達が主人公に同化する視点で作られている優れた作品でした。
その後、絵本が配られ、親子による読み聞かせワークショップのはじまりです。広瀬さんや藤川先生が会場をまわり、個別にアドバイスをする中、ママのおひざに座ったり、そばから覗き込んだりしながら、親子で読み聞かせを楽しんでいました。
親としては、子どもが気に入る絵本に行き着くまでが悩みですが、それについて藤川先生からお話がありました。 「絵本と出会ったら、その時の子どもの様子をよく見ていること、気に入っていれば目をこらしてずっと見ていたり、ページをどんどんめくっていく。絵本選びは、日頃から子どもを観察していれば、自然にその子が好きな本を探し当てることができる。子どもを観察する上で大切なのは、読み聞かせのときも同じで、子どもがまだ絵を見ているのにめくったりせず、子どものペースを守ることが大事」ということでした。 大切なのは、親がリラックスして、子どもに愛情を伝える時間として、楽しんで読み聞かせをしてほしいという言葉でしめくくり、第4回の講座を終わりました。
元気なお子さんが多かった今回、大人のお話にちょっと退屈気味のチビッコたちが、にぎやかに遊ぶ中、ご家族で参加され、絵本のこと、読み聞かせのこと、お子さんのやんちゃぶりなどについて、楽しく話がはずみました。上は小学校中学年の親子も参加していたので、異年齢の子どもをもつパパやママとの交流も盛んでした。