現役保育士・栄養士が語る!読み聞かせを通じた食育のコツ PR

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お子さまの食事に関する悩みは十人十色ですが、中でも、「食べてくれない」「食に興味がなさそう」となると、その心配は大きくなってしまいますよね。

そんな悩みの打開策として、お菓子・おやつが活躍することも少なくありません。

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ホットケーキミックスでおなじみの森永製菓も、子どもの健やかな成長を応援したい!という想いでお菓子を通じた食育活動「菓子育」を推進しています。

この度、森永製菓とすくコムが主催となり、現役保育士・栄養士の先生たちによる「菓子育」座談会が開催されました!日常的に食育プログラムを実施されている保育園から6名の先生たちが参加しました。

今回のテーマは「絵本の読み聞かせを通じた食育」

保育の現場では、「絵本」を活用して、食への関心を持つきっかけを与えているようですが、その絵本活用術の中には、ご家庭でも取り入れることができる工夫もたくさん。

さっそく、座談会の様子をご紹介していきましょう。

お集まりいただいた先生たち▼
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左から:ニチイキッズ 浅野先生(栄養士)、ニチイキッズ 植松先生(施設長)、にじいろ保育園 上鶴間本町 高橋先生(保育士)、にじいろ保育園 上鶴間本町 舘内先生(栄養士)、アスク上目黒保育園 能登先生(保育士)、アスク本部 村田先生(栄養士)

Q: やっぱりおやつは、子どもにとって欠かせないものでしょうか?

zadankai2もちろんです。おやつを楽しみにしている子どもはたくさんいて、3歳児ぐらいになると、献立をチェックしにくるほどです。給食には苦手なものが入っていることもありますが、おやつは基本的に「好きなもの」という印象があるみたいです。(ニチイキッズ 植松先生)

 
zadankai3うちの園でも同じです。おやつの時間が近づくと、子どもの顔もパッと明るくなり、気持ちが高ぶっているのがすぐにわかります。給食だとゆっくり食べる子も、おやつだとあっという間に完食、ということも少なくありません。(にじいろ保育園 上鶴間本町 舘内先生)

 
zadankai4それに、嫌いな野菜も克服できるパワーがありますよね。例えば、にんじん嫌いな子どもでも、にんじんケーキなら、ペロリと食べてしまうんです。おやつの威力はすごいですね。(アスク本部 村田先生)

※ホットケーキミックスのマスキング効果についてはこちら

 
 
Q:絵本や紙芝居を使って、食育プログラムを盛り上げるための工夫をされていると聞いています。具体的な取り組み内容について教えてください。

zadankai13基本的に、プログラムの導入として絵本を使うことが多いです。読み聞かせをした後に、その絵本に出てくる野菜やおやつを出すという演出は定番ですね。(にじいろ保育園 上鶴間本町 高橋先生)

 
zadankai8うちの園でも、月1回、絵本に登場するレシピを紹介していて、絵本「ぐりとぐら」に登場するカステラをフライパンで焼いて、切り分けて食べたりしました。また、野菜を「はてなBOX」に入れて切り口を触ってもらい、「何の野菜でしょう」というクイズもとても楽しかったです。(ニチイキッズ 浅野先生)

 
zadankai6他にも、「きょうのおべんとうなんだろな」という絵本に出てくるメニューをみんなで準備して、自分のお弁当箱に入れて散歩に出かけたときは、準備の段階からとても盛り上がりました。(アスク上目黒保育園 能登先生)

 
 
Q:「読み聞かせのコツ」ってありますか?

子どもが小さければ特に、絵本を「コミュニケーションの手段」として捉えています。例えば、実際に1歳児のクラスで盛り上がったのは、お菓子が出てくるシーンで、そのお菓子を絵本からつまんで取り出すような仕草をしながら、「あーん」と食べさせる真似をする遊びです。(にじいろ保育園 上鶴間本町 舘内先生)
 
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繰り返し出てくる「かけ声」や簡単なフレーズを子どもと一緒に言うのも楽しいですよね。ストーリーどおりに読むことにとらわれず、自由な発想で遊びながら読むと、読んでいる方も楽しくなります。(ニチイキッズ 浅野先生)

 
 
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「読み聞かせしやすい絵本」ってどんな絵本?

日ごろから、工夫をこらして絵本を読み聞かせている先生たち。その体験談をまとめると、子どもを楽しく巻き込むことができる「読み聞かせしやすい絵本」の共通点が見えてきました。

1. 擬音語が入っていると、楽しく読むことができる。
 
2. その擬音語や簡単なフレーズが繰り返し登場すると、子どもも一緒に言えるので楽しい。
 
3. 主人公がちょっと失敗してしまうシーンがあると、クスッと笑ったり、「頑張れ!頑張れ!」と応援したり、いろいろな気持ちが生まれる。

本屋さんや図書館で絵本を選ぶときの参考にもなりそうな、この3つのポイント。覚えておくといいですね!

さて、座談会の開催を起点とし、「菓子育の絵本をつくろう!」というプロジェクトが本格始動。
森永製菓の担当者、絵本作家、イラストレーターなどがアイデアを出し合いながら、約半年をかけ絵本制作に取り組みました。

先生たちの声をもとに生まれた絵本「メルとマールのピクニック」

その結果、誕生した絵本がこちら!

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「お菓子は周囲とのコミュニケーションを広げることができる」というお菓子の不思議なパワーを伝えるための絵本です。主人公の「メル」と「マール」や、絵本の詳細については、こちらの記事をご覧ください。

▼おやつタイムが楽しくなる絵本「メルとマールのピクニック」が登場!
>>記事を読む

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<ご協力いただいた保育園の紹介>
 
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日本保育サービス(アスク保育園)
http://www.nihonhoiku.co.jp/
「こどもたちの笑顔のために…」という思いを胸に、安全&安心の保育を提供しています。食育をはじめ、英語・体操・リトミックといったプログラムを取り入れ、こどもたちの興味・関心と豊かな感性を育んでいます。

 
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ライクアカデミー株式会社(にじいろ保育園)
https://www.like-kn.co.jp/academy/
ライクアカデミーが運営するにじいろ保育園では、家庭的でひだまりのような暖かい空間(いえ)と、子どもの生きていく力を育む保育を行っています。その中で、食の楽しさを感じてもらう食育も数多く実践しています。

 
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株式会社 ニチイ学館(ニチイキッズ)
http://www.nichiikids.net
ニチイキッズのテーマは「おもいっきり。」おもいっきり遊ぶ。おもいっきり学ぶ。食育も含め、多彩なカリキュラムの中で、心と身体の成長を促し、創造力や自己表現力を引き出し、視野を広げ、子どもたちの「やさしく、つよく生き抜く力」を育みます。

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