ママが泣ける!子どもに読み聞かせながら育児疲れが癒される絵本

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絵本には、子どもだけでなく大人の心をつかむものもたくさんあります。子どもに読んであげながら、気づけばママの目から涙が…!

ママの気持ちがほどけ、子どもとの日々が愛おしくなる、そんな絵本を選んでみました。

おかあさんになった日を思い出す

ちょっとしたことでイライラ。つい子どもをきつく叱ってしまう。赤ちゃんを可愛く思えない…

目の前の育児に必死で、気持ちに余裕がなくなってしまったとき、私が手に取ったのが『おかあさんがおかあさんになった日』でした。

読んでいると、自身が「おかあさんになった日」に立ち戻り、忘れていた気持ちを思い出して泣けてきます。ぬくもりと明るさに満ちた、長野ヒデ子さんの絵にも励まされます。


『おかあさんがおかあさんになった日』

作・絵:長野 ヒデ子
出版社:童心社

(あらすじ)
おかあさんは期待と不安の中、はじめて赤ちゃんを生んだ日、おかあさんになります。
期待と不安のなかで出産を迎える、病院での1日を描いた絵本です。


ママと私だけの「だいすきのしるし」


お子さんと決めている特別な「しるし」はありますか?

『だいすきのしるし』を読むと、子どもにとって、ママとふたりだけの内緒のおまじないが、どれだけ大切で、うれしくて、お守りになっているのか、切ないくらい伝わってきます。

まさに「子どもはママが大好きなんだよ!」と教えてくれる1冊。ちなみにわが家では、毎日眠る前に胸の音を聞き合うのが「だいすきのしるし」です。

★ こちらの絵本は【全ぺーじためしよみ】ができます ★

『だいすきのしるし』

作:あらい えつこ
絵:おかだ ちあき
出版社:岩崎書店

(あらすじ)
幼稚園での初めての発表会。弟が熱を出したから、お母さんは来られないかもしれないけど、れなちゃんはひとりで頑張ります。でもやっぱり心細くて、お母さんが作ってくれた髪飾りも忘れてしまい、ステージで涙がぽろんとこぼれてしまいました。


お姉さんになろうとしていく姿に涙


小さな手で、小さな体で、ときには小さな胸がチクリと痛みながらも、自分でできるようになろうと一生懸命がんばる主人公。
その健気さと、愛情あふれるクライマックスに、胸がいっぱいになる絵本が『ちょっとだけ』です。

赤ちゃん返りや、きょうだいの育児で悩んでいるママはもちろんですが、育児疲れに悩むすべてのママに読んでほしい1冊。子どもの成長の愛おしさに、あらためて気づかされるかもしれません。


『ちょっとだけ』

作:瀧村 有子
絵:鈴木 永子
出版社:福音館書店

(あらすじ)
赤ちゃんが生まれて、お姉さんになったなっちゃん。赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんのそばで、ちょっとずつお姉さんになれるように、いろんなことを頑張ります。でもやっぱり、ちょっとだけママにお願いしたいこともあって…


「いのち」に触れる、孫とおじいちゃんの物語


最後に紹介する絵本『おじいちゃんの ごくらくごくらく』は、ママと子どもの関係を描いたものではありません。
でも、物語で描かれるおじいちゃんと孫の絆を通して、「子どもが生まれ育っていくことは、いのちが紡がれていくことなのだ」と、教えてくれているように感じます。

子育てに悩み立ち止まったとき、ぜひ読んでみてください。読後しばらく、じーんとした気持ちが残ります。


『おじいちゃんの ごくらくごくらく』

作:西本 鶏介
絵:長谷川 義史
出版社:鈴木出版

(あらすじ)
ぼくはおじいちゃんが大好き。おじいちゃんとお風呂に入ると、とっても楽しい。けれどもある日おじいちゃんは腰が痛くて入院することになった。元気になったら、一緒に温泉に行けるかな…


ママが泣ける絵本、いかがでしたか? 読み終わればきっと、子どもをぎゅっと抱きしめたくなるお話ばかりです。ママ、思いきり泣いてくださいね!

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