丈夫で健康な歯を育てよう

第2回 むし歯のメカニズム

赤ちゃんの歯を強く健康に育てるのに「むし歯」は大敵です。乳歯のむし歯は、治療が大変なだけではなく、実は次に生えてくる永久歯にまで悪い影響があるのです。そこで今週は、まず敵を知り、より効果的に予防するために、むし歯の基礎知識をご紹介します。

■むし歯の原因はむし歯菌がつくる酸

むし歯はむし歯の原因菌がひきおこす歯のトラブルです。
食事をしたあとの口の中では……

通常ならこの後、食間に出てくるだ液で口の中が中和され、溶け出していたエナメル質が歯に戻る=再石灰化、という現象がおこり、歯のエナメル質はある程度自然に保たれるはずなのですが、プラークが多かったり、だ液が少なかったり、「だらだら食べ」のせいでずっと口内が酸性のままだと、「脱灰」だけが進んでしまい、ついに歯に穴が開いてしまいます。これが「むし歯」です。むし歯予防とは、「脱灰」を防いで、「再石灰化」を促進するにつきるということになります。

≪脱灰の防止+再石灰化の促進のポイント≫
  • ・食後の歯みがきでプラークを取り除く
  • ・だ液による再石灰化のために食間を2〜3時間あける
  • ・フッ素による歯質強化やキシリトールの利用
  • ・家庭でのケアも含め、歯の状態を小児歯科医に定期的にチェックしてもらう