赤ちゃんの泌尿器と性器の病気 〜男の子・女の子の性器のトラブル〜
子どもの性器については、デリケートな部分なだけに気になることもたくさんあります。男の子の性器のトラブルについて、鈴の木こどもクリニックの鈴木博先生に伺います。
■子どもの性器ケア
生殖器は、男の子も女の子も思春期までに機能的にも形態的にも成熟すれば問題のない臓器です。ですから赤ちゃん時代は、そんなに神経質にならずに見守ってあげましょう。おふろでは石けんを使って洗い、清潔に保つこと。赤ちゃんが汚い手で触らないようにすることに注意してあげてください。
■包茎
包皮が亀頭を完全に覆ってしまっていて、包皮を反転できず、亀頭を露出できない状態を「真性包茎」、包皮をひっぱれば亀頭が出る状態を「仮性包茎」といいます。通常、思春期までには亀頭が露出できるようになります。赤ちゃんのころは、皮がむけるかどうかに神経質にならなくても大丈夫です。ただし、包皮口がせまかったり、包皮と亀頭がくっついていると、尿が出にくい、皮の中でふくれあがる、亀頭包皮炎をくりかえすなど、おしっこをするのに機能的に不自由な場合は治療が必要なこともあります。
●ケア
基本は、清潔にしておくことです。最近では、少しずつ包皮を反転させながらステロイド軟膏をすりこんでいくことで、亀頭がだんだん露出するようになり、包茎を軽くする方法が試みられています。この方法により、包皮を切除する手術はあまり行われなくなっています。もしも、真性包茎が改善しない場合は、泌尿器の専門医と相談しながら、思春期前までに包皮を一部切り取る手術を行うこともあります。
■埋没陰茎(マイクロペニス)
見た目にとても小さいので心配になりますが、包皮が生まれつき短く、包皮内に陰茎が縮こまってとぐろを巻いてしまっているケースがあります。心配なら1度泌尿器科の専門医の診療を受けて、相談してください。