赤ちゃんの足を育てよう 〜靴を選ぶときのポイント〜
赤ちゃんの足の健康は、からだ全体の成長にも大きく関係しています。そこで、足と靴の専門医である内田俊彦先生に、赤ちゃんの足を丈夫に育てるためのポイントと正しい靴選びについて教えていただきました。
■正しい靴選びのチェックポイント
生まれて初めてはく靴から、赤ちゃんの足にぴったりのものを選んであげることは、子どもの足を健康に育てるなによりの秘訣です。本来は、靴選びのプロがいるお店に行って相談するのが一番なのですが、そういったお店はそう多くはないようです。基本的に足に合っている靴というのははいてみて、歩いてもかかとが抜けない・幅が合っている・爪先に余裕があり足指が動かせる・止め部でとめてみて靴がゆがまない、ものということになります。ほかにも靴選びのコツをご紹介しますので、参考にしてください。
・サイズはこまめにチェックする
正しい靴選びとは、足のサイズ(長さ・幅・足囲)に合った靴選びということです。しかし、これがなかなかうまくいきません。実際、子どもは成長するわけで、特に3歳までの足の発育は非常に早く、この時期は2〜3か月に1度足サイズをチェックしてあげる必要があります。
・靴を試着するときは、座らせる
靴は「足のサイズが一番大きくなっている夕方に買うといい」と言われているようですが、これには根拠がありません。むしろ足サイズが一番小さい状態にあわせて選ぶほうが、足の健康には良いのです。靴をはかせるときは、子どもを座らせて、体重がかかっていない状態の足にあわせてください。
・足のサイズをカンタンに測る方法
サイズチェックは実際にはプロに足を計測してもらうことが望ましいのですが、測ってくれる靴屋さんは限られています。そこで、靴の中敷が外せるタイプの靴を選ぶことをおすすめします。靴を買うとき中敷を外してみて、お子さんの足をのせてみてください。つま先に1cmほどの余裕があれば大丈夫です。5mm以下であればその靴は小さいということになります。よく、足を靴の前のほうにもっていき、かかとに指一本の余裕があれば大丈夫だといわれていますが、足の柔らかい赤ちゃんが指をまげているかもしれないのでやめたほうがいいでしょう。
・捨て寸があるものを
日本で販売されている靴の長さの表示は「足入れサイズ」といって、実際の足の長さにプラス1cmほどの余裕をもたせています。これを「捨て寸」といいます。足の成長と靴の中での滑りを考慮したものです。ところが、同じサイズでも、この捨て寸をとっていない靴も販売されています。この捨て寸がないと、足指が動かせず、足の発育を妨げ、変形の原因にもなりかねません。
この靴はどちらも14cmの靴です。靴によって、これだけ長さやつま先の形が違うのです。